メディアが新たな流行を作り出そうとしているのか、今月になって頻繁にメディアで紹介される言葉「カレセン」Yahoo!辞書によると、カレセン (かれせん)漢字で書くと「枯れ専」。50〜60歳の「枯れたオジサン」たちに惹かれる30代の女性をさす。いわゆる「ちょいワルオヤジ」ではなく、本当に枯れているオジサンが好きなのである。彼女たちが「枯れた男の魅力」として挙げるのが、「一人の時間をもてあまさない」、「路地裏が似合う」、「ビールは缶より瓶」、「ペットは犬より猫が好き」、「一人でふらりと寄れる行きつけの店がある」、「さりげなく物知り」、「金や女を深追いしない」、「人生を逆算したことがある」、「自分の年齢を受け入れている」などである。若いときは自分の世界に没頭して独身だったのが、老いて輝くのである。出版社のアスペクトは『カレセン』と題した単行本を出している。 --------------------------------------------------------------------枯れている男性にひかれる女性を指す言葉なのだそうですが、「枯れている」の意味がよく分かりません。テレビで枯れている男性として挙げられる俳優やタレントさんが、例えば、堺正章さん、寺尾聰さん、蟹江敬三さん、水谷豊さん、大竹まことさん、児玉清さん、有田芳生さんなどなど「枯れてる」という言葉からイメージするには程遠い方々で、どちらかと言えば、見た目が地味な有田芳生さんを除いて他の面々は、枯れていると分類するには失礼なような、男から見ても“渋い”と感じさせるオーラを発し、昔なら「ロマンスグレー」と称される方々です。「枯れている」というのは、例えば、定年退職後、趣味もなく家でゴロゴロしている男性とか、ファッションセンスがないとか、うだつが上がらないとか、そういう“ダメダメ系”をイメージさせるので、どうも「枯れている」という言葉と、テレビで例として挙げられる俳優さんやタレントとかなりのギャップがありすぎるんですよね。本来、枯れているというのは、岸部シローさんだと思うわけです。