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2008年05月15日(木) 四川大地震 進まぬ救助 

四川大地震 被災「72時間」…進まぬ救助

中国・四川大地震発生から4日目に入った15日、国営新華社通信は
直接被災者が四川省だけで1000万人以上に及ぶと伝えた。
がれきの下から生存者を救い出す“タイムリミット”といわれる
72時間が迫る中、なお約2万6000人が生き埋めになっていると伝えられ、
軍や武装警察部隊などが夜を徹して救出活動を続けている。

 新華社電によると、四川省で建物倒壊など深刻な被害を受けた面積は
6万5000平方キロに及び、人口2000万人。その半分が直接被災した。

 中国共産党政治局常務委員会は14日、
生き埋めになった住民の救助や被災者救援のため、
15日から軍・武装警察部隊を計3万2000人増派し、
全体で約13万人態勢へと大幅に増強することを決めた。
陣頭指揮を執る温家宝首相は軍に対し、
ヘリコプター90機を新たに投入するよう指示した。

 12日午後2時28分(日本時間同3時28分)の
大地震発生から72時間の“タイムリミット”が迫るなか、
震源地の●川(ぶんせん)県には14日から15日にかけ、
軍や武装警察部隊がヘリコプターなどで相次ぎ到着。
同県中心部と映秀などに食料、医薬品などの物資投下を続けている。
しかし、道路が寸断されるなど大規模な救援部隊の展開は困難で、
軍は被災地の状況を把握できる機器を備えた軍用機2機を
現地入りさせたもようだ。

 また、重慶の日本総領事館は15日午前9時までに、
四川省に3カ月以上滞在する「長期在留届」を提出している
日本人約300人のうち285人の無事を確認した。

                   ◇

【用語解説】「72時間の壁」

 倒壊家屋やがれきの下で生き埋めになった人の生存率は
発生後72時間で大きく分かれる。平成7年の阪神大震災では、
発生から24時間以内の生存率は70%を超えたが、
48時間では30%以下、72時間後には15%まで落ち込んだ。
神戸市内では救出された生存者のうち96%が72時間以内となっている。
1976年の中国・唐山地震や80年のイタリア大地震でも同様の傾向を示しており、
地震による外傷の悪化や脱水症状、ストレスなどが要因として考えられる。

●=さんずいに文

(産経新聞 5月15日16時20分)


<四川大地震>中国、日本を初の人的援助受け入れ国に決定

中国外務省は15日、四川大地震で道路事情などを理由に受け入れに
難色を示していた国際救援隊などの人的援助に関して
「日本からの緊急援助要員を受け入れる」と発表した。各国から申し出がある中で、
日本は中国が人的援助受け入れを決定した最初の国となった。

 胡錦濤国家主席は今月初めに訪日したばかり。
日本を受け入れ第1号に選んだことは、中国政府が、
日本の豊富な災害救援経験を認めただけでなく、
日中関係を重視したことを意味している。

 中国外務省によると、日本以外の国に関しても近く人的援助の
受け入れを発表していくという。

(毎日新聞 5月15日12時58分)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

ようやく日本の救助隊を受け入れることを決めてくれましたが、

中国にしろ、サイクロン被害のミャンマーにしろ、

大災害に見舞われても面子などを優先させ、

金や物資は欲しいが人は要らないと、

海外からの救援活動を拒否しようとするところは、

今はそんなくだらぬことに拘っている場合ではないだろうがと、

阪神淡路大震災を体験した身としては本当に腹が立ちます。


 中国の進まぬ救助には、

やはり北京市などの中国国民の苛立ちもピークに達しているようで、

中国のネットでは政府の対応を批判する声が頻繁に書き込まれているのですが、

批判は当局によって速攻で削除されるという状態が続いています。

中国共産党としては、現地で陣頭指揮を取る温家宝首相の姿や、

中国共産党や軍や武装警察が全力で救援に取り組んでいることを、

メディアを使ってアピールして、

批判をかわそうと躍起になっているようですが、

それすらが白々しいと批判の対象となり、

中国共産党は、中国国民の苛立ちに頭を抱えているということです。

ところで、震源から北西部の地域(チベット自治区)の情報が、

いっさい出てきていないのはなぜなんでしょうか。



カットに行ってきました。
最近「太った?」なんてよく言われますが、
毛でモコモコになっているだけで、実は細いです。







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