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2008年05月14日(水) 松本人志さんのラジオ発言

吉本興業がJ-CASTに抗議 松本人志さんのラジオ発言に関する報道で

吉本興業は、同社の所属タレント・松本人志さんがラジオで発言した内容と、
それに対するネットでの反応を伝えたJ-CASTニュースの記事について、
J-CASTに抗議したと明らかにした。

 吉本興業は5月13日、同社の所属タレント・松本人志さんがラジオで発言した内容と、
それに対するネットでの反応を伝えたJ-CASTニュースの記事について、
J-CASTに抗議したと明らかにした。
「ネット上の個人の無責任な発言をいたずらに流布する報道姿勢に
抗議した」といい、対応によっては法的手段を検討するとしている。

 J-CASTは12日付けの「硫化水素自殺で『放言』 
『アホが死んだら別に俺はええねん』」という記事で、
松本さんのラジオでの発言を引用し、
その内容が「『問題発言』とネットで騒ぎになっている」と紹介。
同記事は転載されたYahoo!JAPANのトップページからリンクされた。

 吉本興業は松本さんの発言について「社会に対する個人の意見の表明の
域を出ないもので、問題発言とはとらえていない。
ネット上の騒動についてコメントする予定はない」とした上で、
「記事は、放送の一部を恣意的に切り取ったもの。
ネット上の個人の無責任な発言をいたずらに流布する報道姿勢について、
J-CASTに抗議した」としている。

 J-CASTは「抗議は届いており、対応を検討中」としている。

(ITmedia NEWS 2008年05月13日 18時56分)


音声ファイル:http://uproda11.2ch-library.com/src/1186596.mp3

松本 ブームになってしまってる。
「ああ生きてても面白ないな、俺もこんなんで死のう」
っていうヤツがいっぱい出てくるから
まあ、ある意味ね、ちょうどええ時期に「そんなアホ」が死んだら、
俺は別にええねんけど これ以上増やせへんためにはやらんでええねんて。

高須 そうやな。だってそれを思って
「ああそうなんや、死ぬって方法があるんや」
って思うヤツがおんねんもん。手助けしたらあかんねん。

松本 そうそうそう、ヒント与えたらあかんねん。
チューリップ(放送内で既出のチューリップを折った事件報道)
ばーっとやったらすっきりするかも知れへんなって
そんなことをね、ヒント与える必要ないねん。
 
高須 元々ね、生きとかなあかんねん、どんな状態でも。

松本 そうそうそう。

高須 死ぬって、自殺って行為があること自体も(報道が)言うたらあかんねん。

松本 そうそうそう、選択肢を一個与えてるだけやねん。

-----------------------------(引用終了)----------------------------

先日、松本人志さんのラジオ発言を取り上げたところ、

当HPの掲示板で、音声ファイルを紹介したりと、

松本さんの発言をフォローしている人が複数いましたが、

>まあ、ある意味ね、ちょうどええ時期に「そんなアホ」が死んだら、
>俺は別にええねんけど


わたしは、どうしてもこの部分にひっかかってしまうのです。

アホの部分についても、様々な受け取りかたがあって、

これは解釈の違いになってくるのかもしれませんが、

関西弁の「アホ」には様々なニュアンスが含まれるとはいえ、

自殺報道の否定に関して、

前後の脈絡なく付け加えるべき必要のあるような発言でもありませんし、

すでに硫化水素で自殺してしまった人は、

どんな言葉を持ちえても生き返ることはなくどうしようもないので、

これ以上、そういう行為で自殺する人を増やさぬよう、

硫化水素を含めた自殺を否定するのであれば、

“ある意味”と付け加えたとしても、誤解を受けるような言葉を使うのは、

やはり、できるだけ控えるか、

他の言い方を用意しておくべきだったのではないかと思うわけです。

まあ、とくにラジオは居酒屋の会話のように、

その場の雰囲気や勢いや思い付きで喋らなければいけないので、

言っちゃったものはしょうがないのかもしれませんが。


 また、硫化水素自殺に関して、本人のみならず、

家族や周辺の第三者を巻き込む二次被害に繋がる恐れもあるので、

硫化水素での自殺は避けるべきだと、

硫化水素自殺に関連した報道に必ず付け加えられる事も増えましたが、

自殺を決行する人は、

周囲のことを考えることさえも余裕が無いような状態なので、

あまり意味が無いのかもしれません。

なので、この自殺方法については、

WHOの自殺防止に関する報道ガイドラインでも示すように、

マスメディアは最初から取り上げるべきではなかったと思います。








名塚元哉 |←ホームページ