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2008年04月10日(木) お粗末聖火リレー 

聖火、米サンフランシスコでは異例の“隔離リレー”

北京五輪の聖火リレーが9日、米カリフォルニア州サンフランシスコで行われた。

 沿道には、中国のチベット暴動鎮圧に抗議する
人権団体メンバーら多数が集まったが、
主催者側が当初予定していたコースを全面的に変更、短縮し、
終了式典も中止するなど異例ずくめの形で行われた。
ロンドンやパリで発生した混乱は避けられたものの、
市民からは“隔離リレー”に不満の声も上がっていた。

 同日午後、出発前の式典はほぼ予定通りに始まった。
ところが、第1走者が近くの倉庫に消え、
その後は発表されたコースとは全く別ルートを走行。
予定の10キロは約半分に短縮され、約2時間で終了した。

 メールで情報交換したチベット支援メンバーらが次々にコースに駆け付け、
行く手を阻もうと路上に座り込み、警官に排除される場面もあった。
当初のゴール地点には数千人が詰めかけたが、終了式典も中止となった。

 こうした事態に対し、チベット人高校生タシ・ドージさん(17)は
「リレー中止に追い込みたかったが、
コース変更までさせたので抗議は成功だ」と話した。
一方、沿道で約9時間待ち続けたという中国系のヒュイ・チャンさん
(38)は「聖火を祝福したかったのに残念」と肩を落としていた。

 地元紙などによると、コース変更が決まったのは出発の約2時間前。
警備当局は出発直前、当初コースの警官数を増やし、
陽動作戦を展開する念の入れようだった。

(読売新聞 4月10日9時42分)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

本来であれば、歓迎され楽しまれる聖火リレーですが、

もはや、一刻も早く、自分の国から出て行ってほしので、

いかにスピーディーに無難に終わらせるかを試行錯誤して、

疫病神の押し付け合いみたいな感じになっていますね(笑)

これから予定されている国の関係者は、

俺のところに来る前にリレーの中止が決まらないかなぁと、

内心は思っている人もいるのではないでしょうか。

 ところで、今回の各地での抗議活動ですが、

先日のチベットのラサ地区で抗議デモが巻き起こっていなくても、

欧米なら聖火リレーの場所で、ここまで過激にならなくとも、

人権団体によるチベット弾圧に対しての、

抗議コールなどは起こっていたのではないでしょうか。


ダライ・ラマ14世が会見 「今こそ現実を受け入れを」と対話訴える

ダライ・ラマ14世の会見を拝見しましたが、

真摯な姿勢で理路整然としていました。

平和的な対話を求める一方で、

中国政府は、ヒステリックな対応に終始しています。

どちらが大人な対応をしているのか一目瞭然です。

中国は大陸は大きいですし、

国際的に大国の仲間入りを果たしても、

中国共産党は、いつまでも人間としての器が小さすぎます。







名塚元哉 |←ホームページ