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2008年02月26日(火) しょこたん

「しょこたん」不適切発言 タレントがコメントするのは無理?

新ブログの女王「しょこたん」(中川翔子さん)が、
海上自衛隊のイージス艦事故についてのコメントを求められ、
2008年2月24日放送のテレビ番組で不適切な発言をした。
番組中で謝罪したが、発言を巡りネットは騒然している。
ネットでは、「しょこたんが悪い」でなく、
「アイドルをコメンテーターにするのがそもそもの間違い」
といったテレビ批判が出始めている。

「死んだというのはおかしい」という問い合わせが相次ぐ

しょこたんが出演したのは、TBS系ニュースバラエティ「サンデージャポン」。
この日の「サンジャポ」は、訂正・謝罪が相次いだ。
弁護士の名前を間違い、訂正・謝罪したのだが、その訂正が間違っていてまた謝罪。
次に、漁船の名前の読み方を間違い謝罪。
さらに、「ロス疑惑」の三浦和義容疑者の再逮捕のニュースでは、
三浦容疑者が、「サンジャポファミリー」(準レギュラー)だった、
という話になったときに、
「それはスタッフも、みんな、誰も何も言っていない!」
と司会者があわてて制止(三浦容疑者は、同番組06年版カレンダーにも
サッカーのユニフォーム姿で登場している)。
そうした中での極め付けがしょこたんの発言だった。

しょこたんは、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と、
漁船「清徳丸」が衝突した事故についてのコメントを求められ、


「これは絶対に避けられるべき事故ですよね。ホントに二人とも絶対に避けられた。
死ぬことを。死ななくて済んだことなのに、こんなことになるなんて。
こんな寒い時期に」などと話した。

TBS広報によれば、「二人は行方不明で、死んだというのはおかしい」という
問い合わせが視聴者から番組中に相次いだ。
そのため、しょこたんが番組の最後にこう謝罪した。

「イージス艦のところで、感情が高ぶった発言してしまいました。
一刻も早く行方不明の方が見つかることを願っています。
申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

無知なタレント起用はテレビの自殺行為か

この放送直後から、ネットの掲示板やブログで意見の交換が始まる。
「しょこたんかわいそう」から「やさしさと正義感から発言したんだ」
「頭が回らなかったんだろな」など意見は様々だが、
2ちゃんねるでは番組の作り方への批判の書き込みが出てきた。

「素人が番組に出るってのは問題が多い」
「世間知らずは生放送はだめ」
「しょこたんに振った(司会者)が悪いということでFA」
といった番組が悪い、と取れる書き込みも多数あった。

放送評論家の志賀信夫さんはJ-CASTニュースに対し、
話題性のあるタレントに集中して無茶な注文をしたり、無知ぶりを笑いたがる傾向が、
昨今のテレビ番組にあることを心配していた、と話した。

「ニュース番組などでは特に、世の中に対する無知さをはっきり示す結果になる。
タレント自身が傷つくだけでなく、番組も大きなダメージを受ける自殺行為。
だから、タレントを起用する場合でも、
テーマに関心を持っているタレントを人選をすることが必要なんです」
J-CASTニュースはTBSに対し、ニュース番組にタレントを起用する
是非についてコメントを求めたが、

「他のメディアの記事に対し、コメントすることは差し控えます」
という返答が返ってきた。タレント起用を問題にしているのはネットや
スポーツ紙で、他メディアについての記事にはコメントできない、ということらしい。

(J-CASTニュース 2008年02月25日19時36分)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

某TV局に勤める知り合いに聞いてみたところ、

ほとんどの視聴者が生存は絶望的と思っていたとしても、

捜索が続いているからには、行方不明者として扱うことが前提で、

「死亡者」として語ってしまうことはメディアではご法度なのだそうです。

ならば、東京初のワイドショーや情報番組なんて、

台本が存在していて、コメンテーターのコメントでさえ、

あらかじめ決められていることさえあるのですから、

のちのち謝罪させなければならないような発言は、

放送前にディレクターなりが、取り上げるテーマでコメントを振られても、

この表現だけは避けるようにと、

注意喚起すれば良かっただけではないでしょうか。

今回のしょこたんの不適切発言にしても、

先日の倖田來未さんの不適切発言にしても、

本人のミスもありますが、

制作サイドの判断力の著しい低下が引き起こした結果ではないでしょうか。


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