五輪選手村、狭い風呂なしガッカリだ想像以上の苦境が日本代表を待ち受けている。日本オリンピック委員会と各競技団体、計88人による北京五輪視察団が、選手村などを視察。前日17日の概要説明を受け、視察2日目のこの日は初めて各施設を見学した。ところが最初に訪問した選手村は、6畳1間にベッド2つという狭さに加えてバスタブなし。事前の説明との食い違いが発覚し、驚きと落胆の声が続出した。 ガッカリだった。選手村の宿泊施設は、五輪後は高級マンションとして売り出す予定の新築。期待に胸を膨らませていた視察団に公開されたのは、強引にベッド2つが押し込められた6畳間だった。「トランクを開けて、荷物を広げることもできない」などと、不満の声が続出。北京五輪選手団の市原則之副団長は「外観は良いけど…。本来は1人部屋なのに、2人で使おうとすればこうなる。ほかにも電気系統とか使ってみないと分からない問題もある」と、苦い表情だった。 しかもシャワーはあるが風呂はない。金子正子シンクロ委員長は「お風呂は選手にとって、リラックスできる大事な場所。ここに来るまでは『ある』と聞いていたのに」と、困惑気味だった。今回公開されたタイプ以外にも部屋はあり、数部屋に1つはバスタブ付きの広い部屋があるとの説明もあったが、真相は不明のまま。同委員長は「JOCに掛け合ってフットバスぐらいは準備したい」と話した。 一方、柔道男子代表の斉藤仁監督は「風呂なし」への対策を早くも明かした。同代表は市内の日本企業ホテルを予約済み。風呂はもちろん、サウナなども完備された日本人向けだけに、試合直前まで滞在させる考えだ。「3グループに分けて選手村に入れる。風呂のない部屋を割り当てられても数日なら影響ないはず」と、分宿で最悪の事態を避けたい意向だ。 ほかにもミーティングができる大部屋や、首脳陣が会議できるテーブルを置くスペースが見当たらないなど欠点が相次いだという。選手村は現在も工事中だが、すでに設計図に沿って建築している段階のため、変更できるわけではない。視察団の面々は、大気汚染調査のため一定時間装着したマスクで、険しくなる表情を隠していた。(日刊スポーツ 2008年1月19日(土)09:15)-----------------------------(引用終了)----------------------------他国の宿舎はどんな感じなのでしょうか。他国でも同じような事前説明と違う宿舎なら、すでに不満が噴出しているはずですから、日本だけ劣悪な宿舎の可能性もありえるかもしれません。しかも、これは序章に過ぎず、大会直前や大会中にもハプニングが続出。水やお湯が出ないとか、停電ばかりするとかは一番あり得ることですし、宿舎に使われている壁紙などの建築材から、有害な物質が大気中に染み出して、頭痛などに悩まされる選手が続出とか。それに、もしかしたら、やたら狭いのは、隠し部屋があるからかもしれません(笑)以前には、こんな事があったぐらいですから、産経新聞 07.09.15 鏡の後ろに“スパイ”いた!サッカー女子W杯(上海)盗聴・盗撮システムだけはちゃんと完備しているかもしれないので、盗聴・盗撮を防ぐセキュリティ専門家も連れて行ったほうが良いかもしれません。 外国の選手団の中には、一番深刻な環境汚染と衛生面のことを考え、試合直前のギリギリまで日本に留まって調整できるよう事前合宿申し込みが殺到しているというのに、日本の選手団は日中友好のためかどうか知りませんが、あえて、ずいぶん前から現地入りするというのは勇敢というか無謀というか。 さてさて、視察団の報告だけでネタが豊富なだけに、いろんな意味で、北京オリンピックが楽しみでしかたありません。おもしろ(不可解)判定があれば、即座に動画サイトにアップされるだろうし、オリンピック終了後、応援を兼ねた旅行者によって、ひどい環境の写真や動画がネット上にアップされるだろうし、中国にとって不利な情報はほとんど報道されないだろうけど、参加した選手やコーチや記者が日本に帰国後、ブログなんかで「ありえない体験」を大暴露しちゃったりして、世界中の人とツッコミ入れて盛り上がれそうですね。