友人と『茶々・天涯の貴妃』を観てきました。もともと戦国時代の歴史は興味が無いので、当初は、見る予定すらなかったのですが、劇中に使用されるコーラスに鈴木重子さんが参加されているというのを知ったので、とりあえず観てきました。クライマックスの(この映画唯一のみどころかも。)総工費2千万円をかけた5mの大迫力ミニチュアの大坂城が炎上崩壊するシーンで、鈴木重子さんのコーラスが流れてきます。内容はネタバレになるから書きませんが、エンドロールで、浜崎あゆみさんや倖田來未さんに似たような歌い方の歌手の今風なJ-POPが流れてきたので、映画の余韻に浸れるどころか、世界観のぶち壊しで一気に興醒めしました。あの物語に今風なJ-POPでは、あまりにも不釣合いすぎるのではないでしょうか。アニメにしてもそうですが、劇中のイメージと不釣合いなタイアップは勘弁してほしいところです。◆あゆ、サイトで衝撃告白!「左耳聞こえない」歌手の浜崎あゆみ(29)が、自身の会員制サイトで2000年に発症した左耳の突発性内耳障害の症状が悪化していることを明かした。5日付の記事で「左耳が聞こえなくなっている」とつづった。関係者によると、完全に耳が聞こえなくなったわけではないようで、今後のスケジュールには影響ない。浜崎自身も前向きに「心配無用! これからも、このまま走り続けて行くぜ〜!」と、今年4月に突入するデビュー10周年に向けて決意を見せている。 「左耳が聞こえなくなっている」あゆが衝撃の事実を、会員制サイトで明かした。ファンに向け「みんなきっと解ってくれてると思うんだ。だから、、、書くね」としたうえで「正直、病院で先生から、治す術はない、手遅れだって言われた時は、頭の中が真っ白になった」と思わしくない症状をつづった。 関係者によると、完全に聞こえなくなったわけではないというが「ぶっちゃけ私は、心のどこかで、手術なりを受ける時間をとりさえすれば、また聞こえるようになるんじゃないかって思ってた。でも、違った」とあゆ。 昨年中に医師から診断を受けたようで、症状の深刻さは「先生の目は今でも覚えてる。無念そうな、申し訳なさそうな。。。だから、私は笑った。愛するスタッフ達に囲まれた、静まり返った病室のなかで」と生々しくつづった文からも読み取れる。(一部省略)あゆは2000年6月、体調を崩して病院で検査したところ、突発性内耳障害との診断を受けた。そのときは緊急治療が必要として、開催中だった初の全国ツアーを一時中断し、2公演を延期した。その後、テレビ番組で音が少し聞こえにくいことを告白したこともあった。(一部省略)音楽活動には影響はないようで、4月5日に国立代々木競技場第一体育館から始まる10周年記念の全国ツアー(10か所19公演)も、予定通りに行うという。(一部省略)◆突発性内耳障害 内耳の中の奥にある聴覚と平衡感覚をつかさどる器官の障害。難聴のほかに、耳鳴りやめまいを伴うケースがある。発症原因は特定されておらず、ウイルス感染や内耳血管の循環障害、騒音の影響、精神的ストレスなどが挙げられている。生活に支障はないが、耳を休ませることが必要。自宅療養で回復できるといわれている。2000年9月には、ロックバンド「Dir en grey」(ディル・アン・グレイ)のボーカル・京(キョウ)が、突発性難聴でコンサートツアーを延期。俳優の萩原聖人も同病で、01年1月に舞台を降板した。(1月7日8時0分 スポーツ報知)-----------------------------(引用終了)----------------------------昨日のお昼のニュースで、アナウンサーが「カリスマ歌姫の浜崎あゆみさん」と伝えたのですが、「カリスマ歌姫」という表現にとても違和感を感じました。何を基準に「歌姫」とされているのか理解できないからです。ここ数年、マスメディアによって「歌姫」や「○○王子」や「○○の貴公子」なんて愛称をつける風潮がありますが、このての愛称が増え、マスメディアによって連呼されると、愛称をつけられた人物が、“華やかさ”とかといったような、誰しもが憧れるような美しい存在より、より俗世間かされた安っぽい存在に見えてしまいます。 ところで、この突発性内耳障害は、ちゃんとした治療をすれば、ほぼ聞こえなくなるまで症状が悪化することはなかったはずです。 本人の自己管理もさることながら、ここまで症状を悪化させたもっともの原因は、稼げるうちに働かせるだけ働かせていた、プロダクションやスタッフにあるのではないでしょうか。ところが、プロダクションやスタッフに対して、大切な所属アーティストの健康管理への落ち度に、マスメディアやファンから批判の声が上がらないことに疑問を感じます。 ところで、どうでもいい話ですが、実は、わたしも物心ついたときから、右耳がまったく聞こえていません。たまに相手の会話を聞き返してしまったり、電車で右側に座られると、電車の音で相手の会話が聞き取りにくいことなど、多少の不便はあるだけで、日常生活は支障なくこなせています。片側が聞こえなくて困るところといえば、ヘッドホンで音楽を聴いていると、両耳から音が入ってくる感じとはどういうものなのかとか、右から左へと流れる音や入ってきた音がひとつ繋がるのか、拡がって聞こえるのかというような、いわゆるステレオ感覚というのが体感できないことです。ただ、右側から出る音が聴けないので、例えば 右からギターの音が強め、左からはピアノ音が強めで聞こえたとすると、同じ曲でも、今日はピアノの音を堪能したいと思えば、ヘッドホンの向きを変えて聴けばいいので、別の楽しみ方が出来たりもしますが。あと、片方が聞こえなくて役に立つのは寝る時で、聞こえる方を枕に埋めて横向きで寝ると、時計の音などが気にならずに静かに眠れるところでしょうか(笑)