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2008年01月09日(水) 脳科学

最近、大脳生理学など“脳”に関する書籍を読み漁ってます。

脳ってナンだ?意識(心や精神と表現しても良い)ってナンだ?

脳が人間を支配しているのか?

それとも意識(心)が人間を支配しているのか?とか、

じゃ、意識はどこから来るのか?とか、

意識と無意識についてとか、

美しい記憶はより美しく都合よく美化されるといったような、

人間の記憶力の曖昧さとか、

クオリア(脳が感じる質感)についてとか、

そういった話に興味を持って、

年末年始は、脳科学の分野の本ばかり読んでました。

しかも、読めば読むほど、新たな疑問が出てきたりして、

例えば、「心の病」と言われる鬱病は、

心ではなく脳内の物質(ドーパミン)などの低下によって起きる症状ですが、

鬱病に至る経緯は人によって様々だとはいえ、

日常生活の悩み事(ストレス)によって鬱病になるわけで、

ならば、脳より先に意識(心)がストレスで疲労していることになるわけです。

だから、「心の病」という表現は正しいと感じるのですが、

結局のところ、心というよりも脳が一番ダメージを受けているわけです。

ところが、似たような日常生活の悩み事(ストレス)で、

意識(心)は精神的にはショックを受けても、

脳はダメージを受けず鬱病にまで至らないこともあるわけで、

だったら脳と意識はまったくの別物なんじゃないのかとか、

自分でも何が言いたいのか分からなくなってきましたが、

いろいろ考え込んでしまい、脳宇宙の深みにドンドン嵌っています。

脳については、宇宙のように、

まだほとんどその機能について解明されておらず、

人間の体のパーツの中でも、一番解明が遅れている分野でもあり、

その脳の未解明な部分を解明しようとしているのも脳(意識)なのですから、

言ってしまえば、脳が脳を追求し解明しようとしているわけで、

そう考えると、やはり脳科学は面白い分野だと思います。

 








名塚元哉 |←ホームページ