日本海→「東海」表記のパンフ 韓国が国連行事で配布(1/2ページ)10月24日の「国連の日」に米ニューヨークの国連本部で行われた潘基文事務総長主催のコンサートで、日本海を「東海」などと表記した英文パンフレットが式次第とともに配られ、日本政府が国連と韓国に対し、強く抗議していたことが15日、分かった。韓国側は地名の表記方法などについて話し合う国連地名標準化会議で、日本海の呼称を「東海」と併記するよう求めており、加盟国大使らが多数出席するコンサートの場を利用して自らの主張の定着を狙ったものとみられる。潘氏は韓国の前外交通商相で、国連側はパンフレットの配布を取り締まらなかった。 外務省によると、パンフレットは当日の招待席にコンサートの式次第とともに配布されていたという。その内容は韓国全般を紹介したものだったが、日本海を「東海」と表記し、韓国が不法占拠する竹島(韓国名・独島)を韓国領とするなどの内容が記載されていたため、翌日に日本の国連代表部から国連事務局と韓国国連代表部に対し、文書などで抗議を行った。日本海→「東海」表記のパンフ 韓国が国連行事で配布(2/2ページ)日本海の呼称について、日本側は国連で支持・使用されていることを根拠の1つとしており、国連の今後の対応次第ではよりどころとする論拠を失うおそれもある。(産経新聞 2007.11.16 09:45)日本側は試掘示唆 中国側は「軍艦出す」 東シナ海ガス田開発東シナ海ガス田開発をめぐる日中共同開発案について、日本政府は、中国側が「白樺」(中国名・春暁)ガス田を含めた日中中間線にまたがる海域での共同開発に応じるのであれば、中間線の日本側の一部での共同開発を認めることを打診していたことが16日、分かった。14日の局長級で中国側に明言した。協議ではまた、日本側が協議の停滞を理由に試掘を示唆した際、中国側が「そうなれば(中国海軍は)軍艦を出す」と発言していたことも新たに判明した。(産経新聞 2007.11.16 23:08)テロ指定の維持「要求なく失望」…拉致被害者家族会米ワシントンを訪れている拉致被害者家族会の飯塚繁雄副代表は16日、日米首脳会談後の共同記者発表を受け、米国が検討している北朝鮮へのテロ支援国指定解除について、「福田首相から『解除しないでください』という話はなく残念だ」と記者団に述べた。 ブッシュ大統領は拉致問題について、「日本人にとって、いかに重要か理解しており、拉致被害者と家族のことは忘れない」と発言したが、飯塚副代表は「(米国は)具体的に何をしてくれるのか。日本も何を要求するのかという話がなかった。解除は絶対にしないでと言ってもいいのではないか」と失望感をあらわにした。 同行している増元照明事務局長も「米国務省は指定解除に前向きで、ほとんど決めている状況がうかがえる。米国ははっきり明言せず、ごまかしながら北朝鮮と融合を図るという考えではないか」と強い懸念を表明。「圧力なしで譲歩を重ねても失敗する」と厳しく批判した。 (読売新聞 11月17日14時37分)-----------------------------(引用終了)----------------------------竹島も日本海も北方領土もガス田も拉致問題も、すべて、いつか誰かがやってくれるだろうという甘い見通しの見て見ぬふりや後回しや、腫れ物に触るみたいに対処してきた結果、いつの間にか不法占領によって既成事実化されそうになっていたり、時間だけが経過し解決がさらに遅れてしまうといった、四面楚歌、八方塞のような状況になってしまったわけです。外交以外にも、薬害など数々の国内で抱えている多くの問題でも同じことが言えます。 「なるべく穏やかに事を勧めたい。」それが日本人の美徳でもあるのですが、外交とは国益のために、ある意味において汚い戦略もとる世界ですから、時には、中韓朝やアメリカのように図々しい行動や、居直った態度をとるべき戦略も必要なのですが、どういうわけか、日本外交にはそういった態度が希薄すぎますし、しかも、事なかれ主義、後回し主義、甘い見通し主義と、日本が、これらの国としての軸がぶれている主義に徹している内に、やりたい放題にやられ、状況は悪化していくわけです。外交なんて、やったもん勝ちと既成事実化したほうが優位になるのですから、「遺憾の意」と効果のない抗議をしたところで、相手が反省をして立場を改めるわけはないのですから、日本よ、少しは図々しくなれと思うわけです。