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2007年11月01日(木) LASVEGAS

TSUTAYA online 鬼束ちひろ 言語や音感を超えた響き

鬼束ちひろさんの約4年10ヶ月ぶりのNEWアルバム

『LASVEGAS』が昨日に発売されました。

私は、今年の5月頃に鬼束ファンになったので、

約4年10ヶ月ぶりの新作だと言われても、

正気なところピンと来ないし、

“待たされた”という感覚すらもないのですが、

ずっと鬼束ファンの人にとっては、精神的ダウンで活動を休止中のときは、

もう二度と彼女の歌が聴けないのではないかという不安があっただけに、

今年になっての復帰とNEWアルバムの発売は待ちに待ったことと思われます。

  インタビューなどによると、アルバムのテーマは「旅」なのだそうです。

聴いてみますと、鬼束ちひろさん独特の表現で、

生きるとは暗中模索して得た苦悩と解放の連続であり、

そう人生とは、生きる意味の答えを探し続けてみるのだけれど、

正しい答えのない、そして間違いもない果てしない旅なのだと。

「旅」=人生という印象を受けました。

 唄うことを止めて、2年半の引きこもりのような生活(本人談)を

していたブランクがあるので、 まだ歌唱力は昔のように、

聴くものを圧倒する力強さまでに回復していないのはやむを得ませんが、

現時点で出せる精一杯の気持ちを込めた声ですし、

何よりも鬼束ちひろという人物を語る上で欠かせない、

彼女が作った詩や曲は、痛々しいまでの感情の叫びと、

苦悩からの解放となる光を求めている、

今のありのままの自分をさらけ出したストレートな心情が伝わり、

(心境の変化があったのか、詩は過去のような狂気性は少し薄らいでいますが。)

また、小林武史氏による曲のアレンジや、

曲順も陰と陽を交互に分けて美しくまとまっており、

アルバムとしての完成度は高く飽きさせない一枚となっています。

  9曲目の「Angelina」の歌詞にある

「私はまだ死んではいない」

そうなのだ、鬼束ちひろは旅の途中で休憩していただけで、

けっして死んではいない、今後も唄うことを通して、

孤独や弱音もすべてをさらけ出して、

不器用ながらも生きる旅を続けるのだろう。

これからの彼女の活躍に期待せずにはいられません。

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鬼束ちひろ - 僕等 バラ色の日々








人間のお古を着せてみました。ダルダルです。







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