官房長官、金大中氏の批判に不快感町村信孝官房長官は31日午前の記者会見で、韓国の金大中前大統領が昭和48年に東京で起きた自身の拉致事件に関し「保護義務を放棄した」と日本政府を批判したことについて、「本当にそう思っているなら、なぜ大統領になったときに、その問題を日本政府に言わなかったのか不思議だ」と不快感を示した。 また町村氏は、韓国側が30日に高村正彦外相に対し、正式に遺憾の意を伝えたことについて、「わが国の主権を侵害したことへの陳謝であり、国際法上の問題は処理されたと受け止める」と述べた。(産経新聞 2007.10.31 12:11)「大統領在任中になぜ言わない」 町村氏が金大中氏批判町村官房長官は31日午前の記者会見で、韓国の金大中・前大統領が73年に東京で起きた自らの拉致事件をめぐる日本政府の対応について「失望した」と語ったことに対して「本当に彼がそう思っているならば、なぜ大統領の時にその問題を日本政府に言われなかったのでしょうか。逆に不思議に思います」と語った。 この問題では韓国側が30日、高村外相に事実上の謝罪をし、福田首相も「これ以上追及を考えなくてもいい」として政治決着させる姿勢を示していた。町村長官の発言は韓国側で波紋を呼ぶ可能性もある。 (2007年10月31日14時03分 朝日新聞)-----------------------------(引用終了)----------------------------町村官房長官の率直な感想は、別に間違ってはいないと思いますが。1998.10.14 民団新聞(一部抜粋) 二十五年前の東京拉致(らち)事件と、一九八〇年の死刑宣告をはじめとする民主化闘争の過程で、生命を失いかけた私が、今、大韓民国の大統領としてこの席に臨んでみますと、感慨無量な心情を禁じ得ません。私は、私の生命と安全を守って下さるため、長い期間にわたって努力を惜しまれなかった日本国民と言論、そして日本政府のご恩を、決して忘れることができません。本日、このように、日本国民を代表される議員の皆様に、感謝の意を表する機会を得まして、私は長年の宿願をかなえたようで、この上ない喜びに浸っております。日本国民の皆様に厚くお礼を申しあげます。 1998年の来日時には、このように感謝の意を示していたわけですが、急に態度を変えてイチャモンをつけるのは、韓国人の国民性だと思わざるを得ません。 だいたい、保護しようにも主権を侵害されていたので、保護できなかったわけですし、拉致という人権侵害を行ったのは、韓国の公的機関で、その責任は韓国が負うべきではないでしょうか。 今回、この件が出てきたのは、12月の大統領選挙を控えて、与党(ウリナラ党)から続けて大統領を出さないと、金大中氏もノムヒョン大統領も逮捕される可能性が高いこともあって、与党側の野党(ハンナラ党)批判キャンペーンの一環なので、言ってしまえば韓国の国内問題なのですから、日本を巻き込まないで欲しいものです。>町村長官の発言は韓国側で波紋を呼ぶ可能性もある。以上、波紋をお願いしますと、韓国に呼びかけている朝日新聞でした。