NHK『日本のこれから 考えてみませんか憲法9条?』を見ているのですが、考え方が違うものが集まっての討論なんて、各々自論を持っているぶん誰も妥協するわけは無いのですから、しょせん話が一つにまとまるわけもありません。こういった番組そのものに意味があるのかないのか分かりません。護憲派の方々は、「平和を保つには他国と分かり合えるように努力することが大事」だと述べています。しかしながら、番組で行われている議論そのものが、日本人同士であってもすでに分かり合おうと努力している状態ではないので、理想論どおりに上手く行くわけがありません。 人類が誕生してから戦争を含めた争いは延々と続き、国家は繁栄や衰退を繰り返しているわけですが、62年目の終戦の日、番組で行われている理想と現実がない交ぜになっているまとまらない議論を見ながら、話し合いがまとまらない、お互いに妥協しない、自分こそが正しいのだとばかりに意見を押し付けようとする、ある意味、この状態の最終形態が国家間の戦争なんだよなぁと感じました。