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2007年08月14日(火) Uターンラッシュ

大手既成メディアでは、必ずUターンラッシュや、

高速道の混雑状況を伝えます。

高速道の渋滞をヘリからの空撮映像で伝えるのならまだしも、

中には、高速道の渋滞ぶりを伝えるために、取材車両に乗って、

わざわざ渋滞の中に入って

「もう15分ほど車は進めていません」なんて伝えている局もありますが、

いつも、その映像を見ながら、

渋滞ぶりを伝えるのに、自分が渋滞の中に加わってどうする。

その一台分が余分だろうと思ってしまいます。

しかしながら、毎年、必ずどこかの局が凝りもせず同じ行動で、

渋滞をウォッチして伝えます。

毎年凝りもせずに渋滞の中から面白みのない映像とリポートを

伝える局が出てくるということは、

渋滞の中に加わっての取材や映像を

視聴者は求めていると考えているのでしょうか。

もしそう考えているのであれば情報を伝えるメディアとしては末期的です。

 私は生まれてから一度もUターンラッシュを経験したことがありません。

父方、母方ともに親戚一同は神戸と大阪に一極集中しているので、

お盆休みや正月に、ぎゅうぎゅう詰めの電車での移動や、

高速を走る車での長距離の移動と長時間の渋滞を我慢して帰省するという

経験をしたことがありません。

そのせいなのか、ニュースでUターンラッシュを見ると、

遠い田舎に親戚が居ることについて、

羨ましさのような気持ちが沸いてきたりもしますが、

実際に混雑を我慢して帰省する人たちにとっては、

故郷に帰れる嬉しさはあるものの、

混雑そのものには、うんざりしていることには違いないでしょうから、

今のところ、そういった経験をせずに済んでいる自分は、

ある意味では幸せ者なのかも知れません。




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名塚元哉 |←ホームページ