サッカー日中戦で中国人観客が騒動、紙コップ投げつけ罵声中国遼寧省の瀋陽で1年後の北京五輪のプレ大会として3日夜行われた男子サッカーのU―22(22歳以下)代表による日本対中国の試合終了後、中国人観客が日本人観客の一部に紙コップを投げつけ、集団で罵声(ばせい)を浴びせる騒ぎが起きた。 けが人は出なかったが、日本人観客が一時、場外に出られず、スタンドで待機した。 会場の瀋陽五輪体育場に集まった中国人観客は5万人。日本人観客は約100人で、うち9人がゴール裏手で日の丸を掲げて応援していたが、試合終了と同時に9人に紙コップが次々と投げつけられた。さらに、スタンドからの出口通路に100人以上の中国人が殺到、中国国旗を振り回しながら、「小日本(日本に対する蔑称(べっしょう))」などと叫んだ。9人は公安当局の車でホテルに送られた。 サッカーの日中戦をめぐっては、2004年夏に中国で開催されたアジアカップで、中国の敗北に腹を立てた観客が暴徒化し、日本大使館の公使らを乗せた公用車が襲われる事件も起きた。(読売新聞 2007年8月4日1時36分)敵は15人だった!反町ジャパン、完全アウエーも耐えてドロー耐えた。粘った。しのいだ。15人、いや5万超の敵に、何とか引き分けに持ち込んだ。試合後、水を口に含む選手たちの表情からは安堵感が漂う。未体験の完全アウエー状態で、若き日の丸戦士が、さらにたくましくなった。 「難しい環境のなか、よく戦った。私もサッカーをやって三十何年たつが、こんなレフェリーでサッカーをやったのは初めて。大会全体に“?”がつくような大会。あきれている。これは大会組織委員会のせいだ」 反町監督は憤りを隠さなかった。予定通り主審、副審2人、第4審判とすべて中国人。スタッフによると大会前の会議で抗議したところ、中国審判団責任者が「我々はFIFAの審判。安心しろ」といわれたが、やはり、痛烈な“洗礼”を受けた。 日本が普通の当たりでボールを奪ってもすぐにファウルの笛が吹かれ、接触さえ許されない。反対に中国のサッカーとは思えないハードなタックルが流された。スタッフは「副審が大声で中国国歌を歌っていた。これじゃ、ダメだと思った」と明かす。 「やっぱりかと思った。反日感情があると聞いてたけど、さすがにひどかった。こっちは体を寄せると笛が鳴る」 DF安田理も怒りをぶちまけた。前半15分、後方から倒された。通常ならイエローカードが出てもおかしくない場面。「カードや」とアピールすると、反対に警告を出された。04年のアジア杯では反日感情から社会問題にまで発展した中国。試合後、FW李は左すねを打撲し包帯。MF谷口は両足に無数の傷を負った。 ただ収穫も大きかった。2次予選ではシリア、マレーシアなど敵地で戦った反町ジャパンだが、ここまでの経験は初めて。最終予選ではサウジアラビア戦など過酷な状況が予想される。李は「こういうアウエーでできたのはよかった。これからのサッカー人生で、いい経験になる」。 反町監督は「非常にタフなゲームだったが、収穫があった。きょうは体を張ったDFとか、気持ちが出ていた。選手たちをほめてあげたい」。逆境の中、つかんだ勝ち点1。この経験は必ず最終予選で生きてくる。(サンスポ 2007年08月04日)参考動画:YouTubeにアップされたダイジェスト映像-----------------------------(引用終了)----------------------------昨晩、日テレG+で生中継された試合を観ていましたが、いろんな意味で酷い試合でした。審判全員を中国人でまとめてきても勝てない中国代表もショボイですが、そんな。せこい事をしないと勝ちを呼び込みそうにないショボイ中国代表に勝ちきれなかった日本代表も少し情けないところです。まぁ大怪我をさせられなかっただけでも良しとしましょう。 北京五輪開幕の約1年前で、まだこの状態ということは、北京五輪が行われている期間は、日本人に限らずとも、出場する選手や応援に行く人に何かが起こりそうで、現時点で予想できるハプニングと予期できなかったハプニングも含めて、何かと話題に事欠かなくなりそうで、いろんな意味で楽しみになっています。