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2007年07月17日(火) 震災報道

中越沖地震:個人からの救援物資は受け取らず…柏崎

中越沖地震で柏崎市災害対策本部は17日、
個人からの救援物資は受け取らない方針を明らかにした。
04年10月の中越地震で殺到して職員が対応に追われた経験から決めた。
会田洋市長が同日朝の災対本部会議で「心温まる救援の申し出だが、
保存の問題もある。ご理解いただきたい」と述べた。
市教育総務課は「既に会社や団体から相当の物資をいただいており、
量的に足りる見通しのため」と説明している。

 個人からの救援物資を巡っては、中越地震のほか、
鳥取県西部地震(00年)でも職員らが仕分けに忙殺され復興に支障をきたした。
このため、新潟県長岡市、鳥取県が地域防災計画で
物資を受け入れない方針を決めている。
また、今年3月の能登半島地震で被災した石川県は、
個人からの救援物資を原則として内容と量を届け出る事前登録制とし、
必要とされるものだけを受け入れることを決めている。

(毎日新聞 2007年7月17日 10時12分)


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いくら善意とは言え、大多数の個人から物資が送られてくると、

役に立つ物が入ってようが無かろうが、

物資を保管する場所の確保と維持が必要となってきますし、

仕分けの手間などにも大量の人員を割くことになるので、

これは賢明な判断でしょう。

かくいう私も3年前の新潟中越沖地震のときには、

そんな迷惑になることに思いが至らず、

神戸の震災の時のお返しにと、携帯カイロなどの救援物資を送ってしまいました。

 ワイドショーも含めた報道番組は、

被害状況や避難所に避難されている方々の苦労を伝えることは大事ですが、

その映像を見て、善意の気持ちに駆り立てられ、

柏崎市が個人からの救援物資は受け付けていないことを知らずに、

物資を送ってしまう人が大勢出てくるのは予想でき、

個人からの救援物資が溢れれば、

柏崎市にとってはありがた迷惑となってしまいますから、

震災の被害状況や避難所の現状を闇雲に伝えることに終始するだけでなく、

最後に柏崎市からのお願いとして、

気持ちはありがたいのですが、個人からの救援物資の発送は、

場所や人員の手間となり、復旧の妨げとなるので、受け付けておりません。と、

物資よりも義援金を送りましょうと義援金の振込先の紹介とともに、

再三再四に渡りアナウンスするべきではないかと感じるのですが。


関連リンク:
平成19年度新潟県中越沖地震義援金・募金などについて


素早い危機対応アピール 首相、遊説中止し現地へ

安倍晋三首相は16日、新潟県中越沖地震の発生を受け、
長崎市内での参院選遊説を中断して首相官邸にとんぼ返りし、
直ちに新潟県柏崎市の被災地視察を行った。
首相が、混乱が続く発生当日に災害現場入りするのは異例で、
参院選に向け素早い危機管理対応をアピールする狙いが強い。

 内閣支持率急落により参院選で苦戦を強いられているだけに、
17日以降早期に選挙戦に復帰するためにも、16日中の視察を強行したようだ。
3月25日の能登半島地震では、現地の状況が安定するのを待って
発生19日後の4月13日に現地入りしている。

 首相は16日午前10時13分の地震発生直後、
長崎市の街頭演説会場で秘書官から一報を聞き「(震度)6強は大きい。
東京に戻る準備をしてくれ」と即断。発生から15分後には演説で
「直ちに戻らなければならない」と短く聴衆に釈明、長崎空港に向かった。

(東京新聞 2007年7月16日 18時58分)


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早くに対応すれば、選挙目当てだの、復興の邪魔だのと批判をして、

現地に赴くのが遅ければ、対応が遅いだの、危機管理能力が欠如しているだの、

現場を見ないで分るのかなどと批判していることでしょう。

どちらにせよ批判すればいいから楽でいいですね。

というか、民主党の鳩山氏らも現地に早々と赴いているんですけどね。

毎日 7月16日<中越沖地震>与野党が対策本部設置、次々と現地入り








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