週刊朝日が首相に謝罪広告 朝日新聞などに掲載へ週刊朝日が「長崎市長射殺事件と安倍首相秘書との『接点』」とする見出しの新聞広告を掲載したことについて、同誌編集長名で安倍晋三首相らに謝罪する広告を28日付の朝日新聞朝刊に掲載することが27日、分かった。 朝日新聞広報部によると、問題の広告が、射殺事件や容疑者と安倍首相らが関係あるかのような表現になっていたとして、首相や読者らに謝罪する内容になっている。この広告を24日付の紙面に載せた毎日新聞と中日新聞、岐阜新聞にも同様のおわび広告を掲載。 次号の週刊朝日の発売日はゴールデンウイーク明けになり、誌上で謝罪するまでに時間がかかるため新聞広告の形をとったという。 安倍首相は同誌の報道に強い憤りを示していた。(産経新聞 2007/04/28 00:34)-----------------------------(引用終了)----------------------------この記事を読むまで、朝日新聞に掲載された謝罪広告の存在に気付きませんでした。そこで、新聞を細かく読み直したら、テレビ欄の裏の社会面の右端の下にありました。※実物は約7センチ程度のサイズです。(他社のお知らせ広告の方が文字が太く大きくて目立ってます。)不祥事を起こした企業が発表する謝罪広告と同じ大きさで扱われていることもあり、企業のお詫び欄まで細かく読む人なんて限られているので、ほとんどの人が謝罪文の存在に気付いていないと思います。 編集部としては、この小さな広告で「謝罪しました」という形を一応は作っているわけですが、『週刊朝日』の新聞と電車の中吊り広告に比べると雲泥の差が有ります。 先週の金曜日に拙日記で、「長崎市長の死を利用したい人々」を書きましたが、今回の『週刊朝日』の広告や記事も、「城尾容疑者所属の山口組系水心会と安倍首相の“関係”」と書いて、まるで、この銃殺事件の黒幕が安倍首相かのような印象を植え付けるような内容だったので、これもある意味では、安倍首相を落としいれようと、長崎市長の死を利用したと言ってしまってもよいのではないでしょうか。 ところで、長崎市長の死を利用したのは左派だけではありません。保守派でも怪しい主張を振りまいているブログがいくつも存在しました。こちらに関しては、sokさまのブログが分かりやすいので、ぜひお読みください。『sokの日記』2007年04月20日ネット上の保守言論は現実主義へと引き返せるか2007年04月26日長崎市長射殺事件報道 −テレビ朝日と朝日新聞と週刊朝日−左派言論ブログは、日韓W杯や拉致事件などをきっかけに様々な嘘がバレて信用を失い衰退しつつありますが、それにうって変わって、勢いを増した保守言論ブログも、“玉石混淆”の石の部分が増えすぎたせいか、ここ最近になり急速に劣化してきているように思えてなりません。↓エンピツ投票ボタンです。 押してくださると日記を書く励みになります。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加