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2007年03月09日(金) アオイホノオ

久しぶりにヤングサンデーを購入。

なぜかというと20周年記念読みきりで、

我が人生の師匠である熱血マンガ家 島本和彦先生の作品が載っているから。



タイトルは『アオイホノオ 前編』

登場人物は、現在サンデーGXで連載中の

『新・吼えろペン』の主人公 炎尾 燃(ほのおもゆる)で、

(この作品では名前は焔 燃(ほのおもゆる)となっています。)

ストーリーは、1980年代の初め大阪の美大に通う

焔燃がマンガ家デビューするまでの物語です。

内容には島本先生が大阪の美大生時代のこともマンガに加えているので、

果たして何処までがフィクションで、何処までがノンフィクションなのか?

学生時代の同期(?)だったエヴァンゲリオンの監督である

庵野秀明さんも衝撃的に登場したり、

1981年の増刊サンデーを読んでいるシーンでは、

あだち充さんの「ナイン」を読みながら、

「いまひとつ人気が出んな、何かが足りんのだ!
 こんなに女の子は可愛いのに。
 女の子が可愛いだけではダメなんだ!!
 かわいそうなあだち充」


次に週刊少年サンデー高橋留美子さんの「うる星やつら」を読みながら、

「こんな暗くって重ーいのがステイタスな少年サンデーで、
 SFギャグ恋愛コメディーをなぜ描いている!
 今のサンデー読者にこれがわかるわけがない!!」

「別の雑誌で描いたほうがいいじゃないのかっ、
 高橋留美子!?」

「しかし、まぁ俺だけは認めてやろう!!」
「ファンレターでも出すかな!がんばれって!
 きっとよろこぶぞ!!」



何と言うのでしょうか、若さゆえの青い思い込みの暴言が、

いい感じに表現されています。

実際に当時の島本先生が思っていたことかもしれませんが(笑)

島本先生が自身のブログで、

「楽しんで描きたいように描かせていただいた!」

と書いていたぐらいですから、

読んでいるこちらも楽しんで読みました。

でも、これらのシーンにはこんなこと言い切って大丈夫か?と思いましたが、

島本和彦だから許される作品!ではないでしょうか。

(庵野監督やあだち充さん高橋留美子さんに許可を得てるので大丈夫なのでしょう。)

これでこそ島本作品ですよ。

後編も楽しみです。

というか、このシリーズも隔週程度で連載してほしいぐらいです。

久しぶりに、アンケートハガキを出すとするか!!

そういえば、7月に島本作品初のフィギュアがKOTOBUKIYAから発売されますね。

現在予約受け中ですが、1BOX10個入りで6,300円!

『新 吼えろペン COMIC BOMBER』
ワンコイングランデ 新 吼えろペン 島本和彦熱血像(BOX)


欲を言えば、『吼えろペン』オンリーより、

『逆境ナイン』の不屈闘志とか『炎の転校生』の滝沢昇とか

仮面ボクサーという感じで、

島本作品集としてフィギュア化してほしかったものですが、

島本作品キャラ自体がフィギュアになることも奇跡的なので、

1BOX買うけどね(笑)

それにしても、主人公の炎尾燃より脇役の富士鷹ジュビロのほうが

出来が一番いいのはどういうことだ!?

いや〜、しかし島本作品までフィギュアになるなんて、

いい時代になったものだなぁ〜・・・(感涙)


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名塚元哉 |←ホームページ