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2002年11月02日(土) 空洞化を再生の契機にできるか否か

兵庫県立近代美術館のゴッホ展に行ってきました。

建築家安藤忠雄のデザイン建築は、不必要に無駄な空間が多く、

寒さの中建物に入るまですでに長時間並んでいたのに、

入場してからも、会場内をグルグル回り、

肝心の展示場所まで到着するのに30分はかかりました。

ゴッホ自体はあまり好きな画家ではないし、

有名な作品も少なく感動もなかったのですが、

MBSの松川浩子アナを見れたので、良しとしましょう。


 松井のメジャー挑戦が決まって、今日の朝刊各誌の反応を見ていると、

視聴率が下がるとかアホな理由で残念がる人がいますが、

優秀な選手が海外に出ることは明らかに良いことです。

僕はこの日記でも、サッカー選手の海外移籍が、

日本サッカー界のレベルアップには不可欠だと書いています。

日本を代表する若いサッカーの選手のほとんどが海外のリーグで

活躍するという事になったら、日本代表は飛躍的に強くなるかもしれない。

だが、Jリーグはどうでしょうか。

たとえば、オランダやブラジルやアルゼンチンでは、

主軸選手のほとんどがイタリアやスペインなどでプレーしています。

自国リーグの空洞化の危険に直面したサッカー先進国では、

若手選手の発掘・育成のプログラムを整備して、

才能の流出に備えています。

Jリーグにもそのシステムを取り入れたチームが増えつつあります。

日本のプロ野球には空洞化に備えた考えがありません。

要するに、FA制度を導入した巨人が、

一番大事にしている選手を手放すことになり、

これから先、最高レベルの選手はアメリカに行くという

事態はますます加速するでしょう。

プロ野球界は変化に対応できるか、それとも変化に対応できず

このまま徐々に弱体化していくのか、

今その瀬戸際にあるのではないでしょうか。

まあ、空洞化を再生の契機にするような姿勢と熱意と力は、

日本のプロ野球にはなさそうですが。

昨日、プロ野球のことを心配するヒマがあるなら、

自分のことを考えようと書いておきながら、

少し考えている自分がいました(笑)




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名塚元哉 |←ホームページ