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2002年09月16日(月) 封建的社会主義

泣いても笑っても、いよいよ明日に迫った小泉首相の訪朝。

一昨日、ある老夫婦が、

神戸三宮で街頭に立って訴えておられたそうです。

「よど号グループ」によって北朝鮮に

連れていかれた有本恵子さんのご両親でした。

このことを昨日になって知りました。

事前に知っていれば、署名に協力したのですが。

先日は、横田めぐみさんのご両親が

ニュース番組でその悲痛な思いを訴えておられました。

有本恵子さんも横田めぐみさんもその他の方々も、

どんな想いで毎日を過ごしておられるのでしょう。

そして、明日の小泉首相訪朝に

どんな想いをはせているのでしょうか。

昨日の『サンデープロジェクト』で

中東の国(国の名前を忘れました)が

拉致された5人の女性を奪還した話を放送していました。

拉致されていたのがたった数年の間でも、

その間の洗脳とスパイ教育の日々で

人生がメチャクチャになり、

帰って来てもいいこともないし、

あの時のことは思い出したくないという

女性達のインタビューを聞いて、

もし北朝鮮に拉致されている皆さんが、

いつか日本に帰ってこられたとしても、

「彼女(彼)らの本当の幸せに繋がるのだろうか?」

とふと感じました。

日本にいるより倍の年月と人生を北朝鮮で過ごしてきて、

日本に帰ってきたとしても、待ち受ける浦島太郎状態と、

メディアの執拗な取材や世間のアホな視線に

耐えられるのでしょうか。

その後の心のケアにどれくらいの

年月がいるかなど色々考えがよぎりました。

こんな人生を強いる権力を許してはいけません。

マルクスの言った「封建的社会主義」

その現代的実体が北朝鮮だと思います。

こんな国家指導部など一刻も早く無くさなければなりません。

世界中の拉致された人々やその家族や、

北朝鮮の人民にとっても不幸なのだから。




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名塚元哉 |←ホームページ