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2002年09月03日(火) ほとんどのフリーターには未来はない?

お昼に少しの間見たテレビ番組でやっていた、

本日の夕刊を早読みするという手抜きな企画の中で、

「フリーターは不良債権と同じで、

日本経済を破綻させる」という記事を伝えていました。

現在、フリーターと呼ばれる層は日本全国で400万人以上だそうです。

不景気による就職難もフリーター増加の原因の一つに挙げられいますが、

一方で、フリーターのほとんどが親と同居しているので、

消費力が乏しく、それが景気低迷に繋がっているそうです。

彼らの内の10%が親元を離れ、自活をすると

数十万戸の自宅需要があるそうです。

家族と同居するフリーター(パラサイトシングル)は、

住居費や食費、光熱費、車や家具や家電製品など基礎的な消費をしません。

彼らが消費するのは、携帯電話の通信費、ブランド物の衣類やカバンや

腕時計、メディアによってあてがわれた粗悪なポップスや、

アウトドアグッズ、団体ツアーの海外旅行などです。

彼らの消費スタイルが経済停滞の一因になっているという

指摘には見過ごせない部分があると思います。

フリーターが増える原因としては色々ありますが、

まず第一に、親が子供の同居を許容できる状況にあること、

つまり親に資産と仕事があること、

もう一つ、豊かな親元で育った若者にとっては、

「自立が貧乏(不自由)の始まり」になってしまうと

思い込んでいることがあげられます。

また、ほとんどのフリーターの口癖が

「好きなことが見つかるまでは、フリーターで良い。」と言い、

フリーターをやりながら、チャンスを待つつもりです。

誤解されると困りますが、

就職しない人を非難しようと思っているのではありません。

チャンスを待つのも選択肢の一つですが、

それは、その人に何か専門的な知識や技術がある場合です。

「好きな事が見つかるまで」と言うようなフリーターには

きっと専門的な知識や技術がないでしょうし、

好きなことを探す努力をしていない人がほとんどでしょう。

弁護士などの資格習得のために、フリーターをしながら

勉強をしている人には未来はありますが、

二十歳を過ぎて好きなことも見つけられず、

資格を取得する学校にも行かず、訓練も受けていない人に、

どういうチャンスが訪れるのでしょうか?

この記事の最後は、

「残念ながらほとんどのフリーターには未来はない」という

事実を率直に伝えることも大事だと締めくくっています。

まったくもって正しいと思いました。

どうして、日本の社会では、

事実を率直に伝えることを忌み嫌うのでしょうか?




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名塚元哉 |←ホームページ