最近、この日記と『365の空』をMyエンピツに登録してくれる方々がまた多くなり、 感謝の気持ちでいっぱいです。登録して頂いている方々の日記には御礼の気持ちを込め毎日必ず目を通し、 投票ボタンもポチッと押してます。 さて、今日のテーマは『国際標準治療薬を認可しない日本』について。(国際標準治療薬とは世界的に認められ使用されている薬のことです。)現在、日本でのガン患者は3人に一人と言われています。しかし抗がん剤などの治療薬は、一昔前から同じ物ばかり使い続けられています。アメリカで認可された抗がん剤を使えば、ガンの進行を遅らせることができ、長生きできる可能性のある患者さんは多いのですが、日本ではそのほとんど全部が認可されていません。効果のあるものを使わず、日本の製薬会社で製造された効き目の悪くて、副作用の強い抗がん剤を使うのは何故でしょうか?この矛盾に、真っ向から勝負する平岩医師とがん患者の皆さんのドキュメンタリーが今日の『サンデープロジェクト』で放送されていました。平岩医師の特集は、数年前からいろんな番組で何度も見ているのですが、それだけ彼の活動が注目を集めていても、未だに標準治療薬は認可されていません。認可されていない標準治療薬は、輸入すれば使用する事ができるのですが、保険適用外とされ、すべて自己負担になります。1ヶ月の治療費は約100万円にもなり、一般家庭ではそこまでの治療がうけられません。そこで、厚生労働省に治療薬を認可してもらい保険治療の範囲で使用できるように、がん患者さんやその家族が署名活動をして、5万人分の署名を国会に提出しました。しかし、帰ってきた答えは驚くべき結果でした。「薬を認可しないのは製薬会社から申請がないから」というものでした。なぜ、申請しないのか僕なりに考えてみました。日本の薬は、先ほども書いたように副作用が強く、なおかつ効き目が悪い。だから、外国に持って行っても競争力が無く売れません。その結果、国に保護され、国内需要だけでまかなってる。治験が、「日本人にしか出ない副作用があるかも」と文句を付ける。アメリカでは、大学と独立した機関 FDA(アメリカ食品・医療品管理局)があり、日本よりも厳しいチェックをしているのだから、日本でもその結果を検討した後許可して、もし副作用が出たら、認可を取り消せばいいだけの簡単な話。厚生労働省が許認可権を握っているから、日本の製薬会社は守られて外国と競争の出来る薬を作らなくても、ダメな薬だけ作っていても、会社は利益を上げ、生き延びていられるんですね。簡単に言えば、製薬会社の“鎖国”ですね。数年前に認可されたバイアグラは、スケベな政治家達が早く使いたいものだから、大変短期間で認可されましたが、患者さんが最も望む標準治療薬は5年〜10年経たないと認可されません。実は、日本の製薬会社は技術水準からいってもアメリカと対等に勝負できる位置にあります。自由競争になれば日本の製薬会社は、見違えるほどよくなるそうです。日本の医療界は「自由競争がない」「市場原理が動かない」という世界です。規制緩和しない限り、国民が本当にいい医療を受けるのは難しい・・・HIV勝訴から厚生省が動き、アメリカで認可されたHIV治療薬のほとんどは日本で使用できるようになりました。国民が現状を認識してもっと運動が起これば、議員が動き、国が動く。患者やその家族も、自ら勉強して賢くなり、そしてガンにならない保証が無い私達も、この事に気づき今こそ立ち上がる時です!!真の医療制度改革を目指すのであれば、保険料について考えるのではなく、こういった医療の根底となる物から変えていってほしいものです。↑「日本人は、病気や薬の事についてもっと賢くなろう」↑投票ボタンです。押してくれればやる気が出て日記更新します。My追加←今日の空はどうなの?