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2001年12月24日(月) 空の青さはどこも同じなのに・・・

クリスマスイブでTVも賑わっている。
報道番組も今年を振り返る特番が各局放送されている。
NHKの『クローズアップ現代』を見ながらあらためて、今年の事を色々考える。
今年はとりわけ命の尊さや人の心をもう一度見つめなおす年だった。
憎しみは憎しみしか生まない。
憎しみは過去への執着で、それ以上は進歩できないのである。
しかし、その憎しみの連鎖を断ち切る事は出来るはずだ。
日本は戦争に負けはしたが、アメリカを憎みはしなかったように。
世界には50もの紛争が今もなお続いている、
今こそ我ら日本人が、これ以上愚かしい戦いを増やさぬように紛争地域に出向き、
お互いの行為の無意味さ愚かさを教えられる交渉人の役割を果たしうるのだと
いうことを日本政府も僕たちも忘れてはいけない思う。
色々な事件を見ても、人間は時としてどうしようもないほどに愚かさを露呈してしまうが、
その一面だけが人間のすべてではない。
人間は素晴しい団結力と治癒力とを兼ね備えているのである。
その偉大な力は、やはり「心の豊かさ」だと思う。
豊かさと言っても、お金や高級ブランドの服に身にまとうことが豊かさではない。
心が豊かになれば、人を憎んだり妬んだりしなくなるのだ。
数多くの犠牲者が、私達にもう一度そのことを考えてみるきっかけを与えてくれたのだ。
その犠牲者のことを胸に抱きつつ、皆さんも今一度自分を見つめ直してみてはいかがだろうか。
そして、いつ何時、どんな事件、事故に遭うかも分からないこの世界で、
一分一秒を大切に生きなくてはと、TVを観ながら思った。







名塚元哉 |←ホームページ