本日封切の『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』を観に行って来ました。怪獣映画は公開初日の初回上映を観に行くのが、自分なりのこだわりなので、寒風吹きすさぶ中、行ってきました。しかし、同時上映の『とっとこハム太郎』がそれはもうキツかった。監督が、あの出崎 統さんなことには驚いたけど、それ以外は何もない。「こんな物のために寒空のところを並んで、1800円払ってきたんじゃない!」と怒鳴りつけてやりたくなる内容で、ポケモンみたいにメッセージ性もないし、わざわざ大画面でやる必要は全くないと思う。TVの特番で十分じゃないか。この作品にもモー娘。(ミニモニ)が出てくる。ここまで世間が毒されているとは思いもよらず。さて、そんなことはおいといて、ゴジラの感想を書きましょう。99年に復活した新世紀ゴジラを観たとき、あまりにも面白くなかったので、00年の『ゴジラ対デスギドラ』は観に行かず、今回も最初聞いたときは「新世紀ゴジラが人気ないから、モスラとか出すのね〜。」と思い期待していなかったのですが、設定がいつもと違っていたので、観に行きました。今回はいつもの水爆でよみがえったゴジラの想定を無視し、昭和29年版の初代ゴジラに襲われてから、50年以上経った日本が舞台です。今回のゴジラは太平洋戦争で無念に死んでいった日本兵、アジア人、アメリカ兵の怨念の集合体としてゴジラが復活、多くの犠牲の上に今の日本がある事を忘れた現代、平和ボケした日本を襲うわけです。今後の日本のあり方を考える内容だったな。製作スタッフも怪獣映画の最高傑作『平成ガメラ』シリーズのメンバーが集結して作っているので、見ごたえのある内容。ゴジラシリーズはストレートに“人の死”を見せなかったんですが、今回は出てくる人、出てくる人バンバン死んでいく。民宿でゴジラに襲われ、生き残った篠原ともえも死んじゃうのですが、普通、避難勧告が出たら入院患者も避難させるはずなのに、なぜか篠原ともえだけが残されてしまう。あれは正直やりすぎだと思う。公開が始まったばかりで、ネタバレになるから多くは書きませんが、なかなか面白かったかも。100点満点中65点を付けておきましょう。ただ、最後にゴジラの○○が残り、次回の複線になるんですが、モスラ、キングギドラ(ライバル怪獣の2大スター)を出しちゃったし、次はどうするんでしょうね〜。あっ!サンタが危ない!