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2001年12月15日(土) ゴジラ VS ハム太郎

本日封切の『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』を観に行って来ました。
怪獣映画は公開初日の初回上映を観に行くのが、自分なりのこだわりなので、
寒風吹きすさぶ中、行ってきました。
しかし、同時上映の『とっとこハム太郎』がそれはもうキツかった。
監督が、あの出崎 統さんなことには驚いたけど、それ以外は何もない。
「こんな物のために寒空のところを並んで、1800円払ってきたんじゃない!」
と怒鳴りつけてやりたくなる内容で、ポケモンみたいにメッセージ性もないし、
わざわざ大画面でやる必要は全くないと思う。
TVの特番で十分じゃないか。この作品にもモー娘。(ミニモニ)が出てくる。
ここまで世間が毒されているとは思いもよらず。
さて、そんなことはおいといて、ゴジラの感想を書きましょう。
99年に復活した新世紀ゴジラを観たとき、あまりにも面白くなかったので、
00年の『ゴジラ対デスギドラ』は観に行かず、今回も最初聞いたときは
「新世紀ゴジラが人気ないから、モスラとか出すのね〜。」と思い期待していなかったのですが、
設定がいつもと違っていたので、観に行きました。
今回はいつもの水爆でよみがえったゴジラの想定を無視し、
昭和29年版の初代ゴジラに襲われてから、50年以上経った日本が舞台です。
今回のゴジラは太平洋戦争で無念に死んでいった日本兵、アジア人、
アメリカ兵の怨念の集合体としてゴジラが復活、
多くの犠牲の上に今の日本がある事を忘れた現代、平和ボケした日本を襲うわけです。
今後の日本のあり方を考える内容だったな。
製作スタッフも怪獣映画の最高傑作『平成ガメラ』シリーズのメンバーが
集結して作っているので、見ごたえのある内容。
ゴジラシリーズはストレートに“人の死”を見せなかったんですが、
今回は出てくる人、出てくる人バンバン死んでいく。
民宿でゴジラに襲われ、生き残った篠原ともえも死んじゃうのですが、
普通、避難勧告が出たら入院患者も避難させるはずなのに、
なぜか篠原ともえだけが残されてしまう。あれは正直やりすぎだと思う。
公開が始まったばかりで、ネタバレになるから多くは書きませんが、
なかなか面白かったかも。100点満点中65点を付けておきましょう。
ただ、最後にゴジラの○○が残り、次回の複線になるんですが、
モスラ、キングギドラ(ライバル怪獣の2大スター)を出しちゃったし、
次はどうするんでしょうね〜。


あっ!サンタが危ない!







名塚元哉 |←ホームページ