碧のアニメ感想
アニメ雑感


 テニス。「リョーマとケビン」


先週のガサラキ風予告はお遊びでやったんですが、あたらずも遠からずな感じというか、あんなにケビン父が関わってくるとは思いませんでした。

Aパート。
ケビンと向かい合うリョーマ。
試合をしようとしますが手塚に親善試合前だからと止められてしまいました。
良いからやらせろ、と口を挟んだ亜久津を「外野は黙ってろ」と一蹴するあたりは切原襲来事件の時と何も変わっていない(^^;
手塚の権限は今ここでは有効なんだろうか、と思いつつ。
亜久津にああいう口が聞けるのは結構凄い事なのかもしれない。

ケビン少年はどうせなら親善試合でリョーマを倒すからそれでいいと納得したみたいですがオーダーの関係であたらなかったらどうするつもりだったんでしょうか。
リョーマが試合に出ること前提で。
剣太郎だってあたるか分からないから事前にリョーマと試合したがってたのに…。

…ひょっとして手塚がいたらあの試合(vs剣太郎)って「準決勝前に〜」と止められてたんだろうか(−−;
いやまさか…でも手塚だしなぁ、申し訳ないけど…良かった、大石が部長の時で。

私は1キャラとして手塚が嫌いではないんですが、むしろ好きな方ですが、実際関わるとしたらあまり近づきたくないタイプです。
そう思うとずっと親友やってて、時折あの手塚より手厳しいひと言を放つ大石は相当なやり手だと思います。
流石副部長…惚れる!(そこかよ)

手塚の制止を無視して試合をしようとするリョーマ。
亜久津のラケットだから使いにくくてフォルトしてしまう描写はなかなか良いですね。
このアニメ、鳳くらいしかフォルト出す人いませんし(笑)
…実際ダブルフォルト出したのは常習犯の鳳以外だと六角戦の菊丸だけですか?ひょっとして(^^;

「止めるんだ越前」
三度目の忠告を無視するリョーマの腕を掴む手塚。
「離せよ…」
ついタメ口を返したリョーマ。

そこでなんと手塚の裏拳炸裂。

…このレイアウトは原作の真田、切原のと同じっぽい、意図的な皮肉なのかなんなのか。
止め絵はマズイ、笑いを誘われる…。

「いってぇ」と尻餅をつくリョーマ。

「な、殴ったね…。親父にもぶたれたことないのにー!」byリョーマ
「それが甘ったれなんだ!
殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」
by手塚


そんな感じで引き上げる事になりました。(大間違い)

タカさんは優しいなぁ…。まるでミライさんのようだ。(勘違い)


その夜。越前家。
焼き魚に味噌汁、サラダ…随分質素な晩御飯だなぁ(^^;
スポーツ選手にそれはちょっと…、菜々子さんダイエット中?
選抜に落ちた、と聞いて驚く南次郎は立派な親バカでした。
息子は選ばれて当然と思ってたのね…(笑)
倫子さんはいないし…あなた達のボーイミーツガール物語の所為で息子がメリケン少年に目を付けられてると言うのに…。

どうでもいいですが、満月が出てましたね。
すっごいおかしいと思います。
確か合宿の時はかなり月は欠けてましたからまだ満月には程遠いはず。
よく月の満ち欠けはともかくとして、到底その時間、その位置にその月があるのはおかしいというような描写があって…結構気になります。

部屋で夕方の出来事を思い浮かべるリョーマ。
裏拳、再び…!

二度も思い出した…!親父にも(略)

「何もぶたなくたって…」
拗ねてますが、殴られても仕方ないかと思います。


場面変わって。
スミレちゃん、お久しぶり。
「ホントは誰より試合したいのは手塚、お前だろうにな」
うーん、試合したいのはみんな同じじゃないかなぁ。
手塚ももちろん試合したいでしょうけどね、ああ、それもこれも跡部の所為で(略)
「竜崎先生には分かってたんじゃないですか?」
という手塚に「そりゃ考えすぎだよ」と返すスミレちゃん。

ホントに何も考えてなさそうなので笑えません。

スミレちゃんが返す前に「そりゃ買いかぶりすぎだよ手塚」とテレビに突っ込んだ人、絶対いるはず。

病室を出た手塚の前に桜乃登場。
「手塚先輩、お花ありがとうございました」
「気にしないでくれ」
後輩を前に若干声が優しい手塚。
桜乃にチューリップ似合うなぁ、カワイイ。

きょうの桜乃はヒロインぽいなぁ…。良い傾向です。


一方リョーマはケビンを探して街中をうろついてる模様。

ケビンは…なんとバスケしてました。
うーん、典型的なアメリカンのイメージまんまだな(笑)
そして偽大石君。

外見こそ大石ですが中身はなんと清純でした。

先々週辺りのクラブのシーンでもそんなニオイはしたんですが。
ラテン系なノリですね彼。
彼もわかりやすいアメリカンでした。
いっそ清純vs偽大石、ってのも面白いかもしれません(笑)

苛立つケビンに「もっとCoolになれよ」というメリケン大石。
その台詞は…含みもたせてると深読みしたくなります。


Bパート。
どこかのテニスクラブ?柿の木坂テニスガーデンでしょうか…?(青春台テニスクラブみたいです、設定図を見る限り)に現れたリョーマ。
まだリョーマはケビンを探している様子。
男の子に「ここに金髪のアメリカ人来てなかった?」と聞くリョーマですが答えたのは男の子ではなく「来てないぜ」と頭上からの偉そうな声でした。

跡部、なぜキミがここにいるんだ…!

何そのポーズ。今時流行らないよ?(そういう問題ではない)
てか何故こう神出鬼没なんでしょうか彼は。
しかも氷帝ジャージだし。ひょっとして街中あのジャージでうろついてるんでしょうか。
うわ、恥ずかC!

いや、でも開襟ピンクフリルシャツで出歩くよりはジャージのほうが千倍くらいマシですよね、うん。

「聞いたぜ、ケビン探してあちこちのテニスコート回ってるんだってな」
…誰に聞いたんだ跡部。

リョーマが最初に質問した男の子は跡部とリョーマの顔を順に見ると、その場から立ち去りました。

おそらく関わらないほうがいいと判断したんだと思われます。

とても賢明な判断です。

跡部は言いたいだけ嫌味を言ってとっとと帰ってしまいました。
ホントに何しにきたんだコイツ…。
いや、わざわざリョーマのためにやってることは分かりますが、傍から見ればただのイヤなヤツです。
…まあ本人曰く「そのほうが俺のキャラだ」らしいから、いいんでしょうけど。

お節介だなぁ、手塚の肩を代償に大分良いヤツになったけど。
一言でいいから手塚に謝って、過去美化する前に反省しろ。
それをしない限り、私はキミを好きになる事はない。
 
でもリョーマの闘争心煽ってくれてありがとさん。
手塚のためなのかもしれないけど、だからそんな事する前に謝(略)


場面変わって、幸村君(と橘)の病院。
真田…制服で見舞いか…(笑)
手塚の一時帰国を聞いて「楽しみだな、俺も一日も早く戻って手塚と試合がしたいよ」と幸村君。
手塚も彼も実際は高校からしか本格復帰出来ないんじゃないかなぁ…これはアニメだからどうなるか分かりませんけど。
手塚はともかく、幸村君は長いこと入院してて、体力、筋力その他もろもろ衰えてるでしょうし昔は日本一だったかもしれないけど、すぐその立場に戻るのは無理でしょう。
相当努力しないとなぁ…大変ですね。

「ところでキミを負かした越前て一年生は?」

サラッとキッツイひと言を何気なく放ちました幸村君。
さ、流石部長…。大石と気が合いそう。

「ジュニア選抜には選ばれなかった」
「そうか」
アッサリしすぎです幸村君。
仮にも真田は副部長で、その真田を負かした選手が選ばれてないとなれば多少は気になるはず。
わ、分からない…彼のキャラが。
「勝者が勝者であり続けるためには常に闘志を燃やし続けなければならない。たかが関東で燃え尽きてしまうようなヤツに勝者としての資格はない」
「…今が一番微妙な時だろうな」
「おそらく手塚もそれを思って選抜メンバーから外したに違いない」
真田はその辺をよく分かってるんでしょうけど、相槌をうつ幸村君もきっと勝者が勝者で〜と言った真田の言葉を理解して会話してるんだろうなぁと思えるのは彼が部長という肩書きだからか。
闘志を秘めてる人だと描写があったからなのか。
単に私が彼を気に入ってるからか。
「だがこの俺を王者から引きずり降ろしたヤツが選抜に参加しないなどこの俺が許さん!」
這い上がって来い…越前、とリョーマにエールを送る真田。

リョーマはやっぱり主人公…恵まれてますね。
手塚も、真田も、跡部でさえも背中を押してくれる。良い先輩(といっていいかどうか疑問な人もいますが)に恵まれて、羨ましい。

そして、要するにリョーマは燃え尽き症候群って事ですね。

でも真田みたいに人間24時間フル稼働で闘志を燃やし続けるのはほぼ不可能です。
実際よくこう燃え尽き症候群になっちゃう選手っているわけで。
浮上してくるのに数年かかっちゃう人もいますし…難しい問題ですね。
どこに焦点を合わせてどう調整していくかも大切な事なんですが、リョーマの場合…選抜はともかく全国が控えてるのに(^^;

話はちょっと飛びますが。
立海は他の学校と違っていまいちカラーのつかめない学校です。
そういや髪の色もカラフルで統一感ないですしね(関係ない)
例えばルドルフだと観月が奇天烈すぎてもうイメージが彼で固まってます。
氷帝も部長が強烈で良くも悪くも跡部のイメージで定着してます。
六角もやはり剣太郎のキャラでアットホームで明るい学校というイメージがあります。
そこをいくと立海は、部長は穏やかな感じですがおそらくこの学校を代表する一人は最近まで限りなく悪役っぽかったですし真田はああですし…どこのイメージで見ればいいのか分からない(^^;
真田かなぁ、と思いつつ、切原も結構古くから出てるキャラですしね。
まあ、それを言うと山吹もそんな感じなんですが。
立海の方が色が分散してるイメージです。学校の顔、というとこのキャラってのが思いつかない。


話を戻して、ケビンサイド。
ずっとバスケやってたみたいですね。
「俺はずっとスパルタ親父にテニスを叩き込まれてきた」
と過去を語りだすケビン。

チビケビン…カワイイ、数年後にはあの生意気なガキに成長するのね。時の流れは残酷。

にしてもスミス…DV男の素質アリアリですね。
元からそんな感じでしたけど。
おまけに飲んだくれ…最悪。奥さんには逃げられたとみた。
そんなに南次郎に負けたのが悔しかったのか。
ああ、ケビン可哀想。

そりゃ逆恨みとはいえ南次郎の所為であんな父親になったかと思うと多少はケビンが越前親子に敵愾心抱くのも無理からぬ事だよなぁ。
タイミング悪く息子リョーマに出会ってるし(^^;

「日本人なんか」ってところがいかにもメリケン野郎らしいという事は置いておいて。
あの大会、二年連続準優勝の少年がちと可哀想…。

これは、あまりケビンを視聴者が恨めない展開になってきたなぁ。
かなり努力もしてきたみたいだし、環境に恵まれすぎてる日本選手よりよほど辛かったでしょうし。
おまけにこのネルケ系キャステキングにしてはケビンの声優さん、上手いんですね。
ハンターだとカナリアかな?彼女がキルアやればよかったのに…。

ケビンの昔話を何度も聞いてあげてただろうメリケン大石、けっこう良いヤツかも。
でも
「けど何でかな?何で越前リョーマほどの選手が選抜に出ないんだ?」
と聞いてもケビンはしらないでしょう。
「そんなの俺が知るかよ!」
…ごもっとも。

ケビンには悪いけど…あのスミスの血が入ってるし、あまり強くなれそうな気がしないのが。
可哀想というか。
ああいう必死さ加減は嫌いじゃないですし、元は良い子みたいだし、性格さえ改善されれば…。


一方本邦初公開。
手塚の自宅外観。
この家池まであるんだよなぁ…都心だろうに、チッ、ボンボンめ。(パンピーの僻み)

「国光ーー!」
「はい」
おそらくお母さんに呼ばれて返事をする手塚が新鮮。
というか

手塚は14歳という現実をすっかり失念していたのであまりのギャップに
笑いそうになりました。


そうだった、まだ中学三年生ですよね彼。

「お願いがあるんすけど…」
リョーマは手塚に直談判しにきた模様。
「俺…俺、やっぱジュニア選抜に出たいっす!」
「メンバーは既に決まっている」
「じゃあどうしろって言うんすか。試合にも出させてくれない、野試合もさせてくれない。俺…どうすりゃいいんすか!?」

リョーマはジュニア選抜合宿でやる気がイマイチ出なかったのを自覚していた模様。
てか、観ていてもあまりやる気あるように観えなかったんですが、意図的だったんですね。

やらせてください!と頼む熱血モードリョーマは嫌いじゃないです。
ケビンもですが、こういう必死さは好き。
ただ、リョーマは元々実績もあるし、華村先生(本音では手塚も)も推してましたし、主役だから良いんですが。

ここでもし桃が

「俺を試合に出させてください…!」
とか直談判しても
「諦めろ」
で一蹴だっただろうと思うと、ちょっと哀切が…。

時折不自然に入る鯉のカットin手塚家の池
小さい鯉と大きい鯉がいて、手塚を追うリョーマを比喩してるんだろうと思いましたが分かりにくいっす。
時折演出は真面目に頑張ってるんだろうと思うんですが、如何せん以前のアバンギャルドすぎる天使・般若の対比といい、イマイチ…こう、なんというか。
頑張って…!

リョーマはもともと補欠に選ばれていたらしいですね。
それは良いんですが、オーダーは榊が組むらしいというのは…オイオイ、大丈夫なのか(^^;
これを華村先生に一任してたら確実にリョーマを選んでたでしょうが、榊ならどうかなぁ。
不二を推したくらいだし、リョーマを入れるかどうか。
入るでしょうけど、主役だし。

まあ、リョーマも浮上した事だし、とりあえず良かったです。


アメリカチームらしき人々。
なんか選抜合宿メンツのデータが行ってるようです(^^;
しかも女の子っぽい選手もいたような…。


提供。
お、カッコイイ。今日のタイトルに合ってますね。
リョーマvs剣太郎の時もこんな提供カットだったなぁ。懐かしい。

次回。
デ、デモンストレーションとはさすがアメリカ…。
しかもテレビ放送?
立海が観てるみたいでしたけど。
テレビにかけよってるブン太と切原。
学校ではおちゃめキャラで通すのか?切原…。
久々の立海は楽しみ。


2004年07月28日(水)
目次 HOME