娘が最近、学習漫画を読むようになった。
そう言えば私も小学生の時によく読んだ。『宇宙のひみつ』とか『漫画日本の歴史』とか。石ノ森章太郎が『漫画 日本の歴史』を描いて話題になった覚えがある。伝記の類は漫画化していなかった世代だ。
娘は『回転寿司のひみつ』と言った日常的な事の疑問を解決するものや、ドラえもんの勉強シリーズが好きみたいで、ちょくちょく読んでいる。。娘もそんなお年頃なのだなぁ……と思うと感慨深い。そして知れっと『ヘレン・ケラー』を並べておいたら夢中になって読んでいた。
『ヘレン・ケラー』は私が生まれて初めて読んだ子ども用の伝記小説。子どもながらに感動した覚えがある。せっかくなので私も『ヘレン・ケラー』の漫画を読んでみたところ……泣いた。
子どもの頃はヘレン視点で読んていたけれど、大人になった今はサリバン先生視点で読んでいる。独身で育児経験の無いサリバン先生にが三重苦の少女を教育するのはどんなに大変だっただろう。7歳と言っても一般的な7歳児ではなかったのだし。サリバン先生は以降、ヘレン・ケラーと生涯を共にするのだけれど、どんなにヘレン・ケラーを愛おしく思っていた事か……とか色々考えながら読んでいた。
たぶん『ヘレン・ケラー』に限らず、伝記小説って改めて読むと新しい発見があって面白いかも知れない。伝記小説って子ども用として簡単に書かれた物は多いけれど、大人用となると数が少ないのが残念。与謝野晶子とか野口英世とか、大御所小説家の手で書かれた物もあるけれど、残念ながら豊富とは言えない。子ども用のでもいいから、これからは目を向けるようにしたい。
そう言えば白木蓮の花の蕾が膨らんできた。まだまだ寒い日が多いけれど、もう3月になったのだ。早くあの白い花が見たい。花が咲くのが待ち遠しいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。