昨日、日曜日は家族で扇町公園へ行ってきた。
冬になったばかりの頃は「外の気温が10度を切ると外遊びキツイわ」なんて事を言っていたけれど人間慣れてくるもので、外気温が10度を切っても風さえなければ頑張れる今日この頃。扇町公園は素晴らしくよく滑る滑り台がある。我が家では定番お出掛け場所なのだけど、久しぶりだったので娘はやたら張り切っていた。細菌、娘を遊ばせるのも随分楽になった。以前はどんな遊具を使うにも全て付き添っていたけれど、この頃は目の届く場所でで監督しているだけで良くなった。もっとも、その分体力がついて活動時間が長くなっているので、それはそれで大変ではあるのだけれど。
お昼は天神橋筋商店街でお寿司を食べた。天神橋筋商店街は安い飲食店がたくさんあって、回っていないお寿司屋さんでもお安い値段で楽しめる。娘は「回っているお寿司屋さんより美味しいねぇ」とご満悦だった。お昼とは言うものの家族3人で1500円也。我が家のランチとしては贅沢な部類だけど、美味しいお寿司を食べる事ができて大満足だった。
そんなこんなで楽しい1日を過ごし娘を寝かせつけた後のこと。
娘を寝かせた後は「大人のお楽しみタイム」って事で、夫と2人で録画したアニメを観るのだけれど、夫が突然「俺……なんかアカンかも知れん。心がインポテンツと言うか不感症と言うか。面白いと思うアニメがほとんど無い」と言い出した。確かに新作アニメが放送されると、とりあえず録画して1話目は観るけれど近頃は1話で挫折…あるいは3話あたりで挫折してしまう事が多くて、楽しみにしているアニメは数えるほどしかない。
実は私も夫と同じくアニメを観てもワクワクしなくなってきている。アニメだけでなく漫画も然り。勿論、今でも夢中になれるアニメや漫画もあるけれど、その数は激減していて、この調子だとそう遠くない日にヲタクを卒業してしまいそうな勢いだ。私も夫も「ヲタクは死ぬまでヲタク。じいさん、ばあさんになってもアニメを観て、ゲームして老後を過ごす」と信じて疑わなかったので、この危機的状況に当惑している。
「心がインポテンツ」とは上手いこと言うなぁ……と思った。
悪く言えば感性が鈍くなってきているのだと思うし、良いように解釈するなら感性が変化してきているのだと思う。今の私なら中年以降、登山にハマっちやったり、家庭菜園はじめちゃったりする人達の気持ちが分かる。「創作物」に対する感度は下がっているかも知れないけれど、そのほかの感覚……五感に直結するような事はむしろ敏感になってきているのだ。
それはそれとしてヲタクとしての感度が下がっているのは、とても寂しい事だ。年齢的なが原因なのか、それとも生活(特に育児)に疲れて、体力的に余裕が無いのが原因なのかは分からないけれど、このままだと夫も私も早晩ヲタクを卒業してしまうかも知れない。
昨夜は夫としみじみと「ヲタク卒業の危機」について語り合い、10時前に布団に入った。もしもこのままヲタクを卒業してしまったとしても私達の生活は続いていく。それはそれとして受け入れて、自分が楽しめる事を模索しつつ真面目に生きていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。