白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2009年05月01日(金) 婚活の難しさ

近頃、結婚を目指して活動することを「婚活」と言うらしい。

私は先日、仲人と言う立場から「婚活」に関わったのだけど、ひと言で「婚活」と言うけれど、なかなか難しいものだなぁ……としみじみ思った。今回、私がお世話したお見合いは残念ながらお付き合いするまでには至らず、お見合いの席だけで断りが入ってしまった。女性側のT嬢からNGが出てしまったのだけど、理由を聞いてみるとお相手の問題だけでなく、断った本人の心の問題でもあるように思えた。

「生理的にダメだとか、まったくタイプじゃない…って場合は遠慮なく断ってね」と言っていたのだけど、どうやらそう言う理由ではなさそうだった。よくよく話を聞いてみると「すごく良い人だと思うし、そんなに嫌だとは思わなかった」とのこと。正直なところ、人となりなんて1度会ってみたくらいでは分からない。ましてや、双方緊張しているだろうお見合いの席のことだ。「だったら、1〜2回デートしてみたら?」と勧めてみたのだけれど「自信が無い」との答え。

どうやらT嬢は「自分をさらけ出して異性と深くかかわる」ことを怖がっているようだった。お見合いをする以前から「私はどうも人に対して壁を作っちゃうタイプみたい。1度好きになったら別なんだけど…」と話していた。実際、T嬢は好き嫌いが激しいタイプで、好きな相手には異性同性を問わず「それは恋?」と言うくらいに大好きなのだけど、それ以外の人にはガチッっと壁を作ってしまって、入り込む余地を与えない印象がある。

普通の恋愛の場合……たとえば職場の同僚が相手だったら、相手の人となりを知った上で、何かのキッカケから恋愛へ発展していくのだろうけれど、最初から結婚を意識して異性と会う場合は、いきなり自分から相手を知ろうと努力しなければいけないし、また自分も自分自身を、いきなり相手にさらけ出していく必要がある。どうやらT嬢はその辺のところで躓いてしまったようだった。

よく知らない相手に自分を曝け出すのが怖い…ってのは分からなくもない。

恋愛の場合はそういうことを考える余裕も無いだろうから、存外スムーズにその辺のことはクリア出来るのだろうけどなぁ。これは恋愛に限った事ではないけれど、人と本気で関わるのって心身共に草臥れる。そこを「あえて」していくのって大変なことだ。

婚活の難しさって「出会いのチャンスを増やす」事ではなく「いかに自分をさらけ出して、相手と深く関わる努力をするか」って事じゃないかなぁ……なんて思った。

……と、婚活の話はここまで。明日からいよいよ黄金週間。とりあえず明日は義母を誘ってピクニック。夫は「旗日通り」のお休み。遠出をする予定もなく近場で過ごす予定。明日は張り切ってお弁当を作らねば。お天気も良いようだし楽しい1日にしたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年05月01日(土) 『パッション』を観て。
2003年05月01日(木) あの人のこと。
2002年05月01日(水) しばらく留守にします。

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