白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2008年03月25日(火) 小さな悪意

最近、娘がお昼寝をする時はインターホンのところに「在宅中ですが赤ん坊がお昼寝中なのでチャイムを押さずに声をかけてください」と言う内容の小さな紙を貼り付けている。

赤ん坊を寝かせる……ってのは、育児する者にとっては一大事業。赤ん坊はなかなか寝てくれないし、だからって寝ないと機嫌が悪くなるし。第一、急激な成長過程にある彼らは、大人よりもたくさんの睡眠が必要なので「お昼寝」も大切な仕事なのだ。せっかく眠ったところでインターホンが鳴って台無し……なんて事が何度かあったので、張り紙を出して予防することにしたのだ。我が家は小さいので玄関先で声をかけてもらえれば、どこにいたって充分聞こえる。

張り紙大作戦は良い感じで娘の安眠を守ってくれていたのだけれど、今日は張り紙を出していたにも係わらずインターホンが鳴った。しかも癇症に4度も5度も。せっかくお昼寝をしていた娘はギャン泣き。玄関に出ると置き薬のセールスマン。もちろん丁寧にお断りする。張り紙が落ちてしまっていたのかと周囲を探してみたが、どこにも見当たらず。誰かが剥がして持って行ってしまったらしい。

子供の悪戯だろうと思うし、大げさに騒ぎ立てるほどの出来事では無いのだけれど、こういった類の小さな悪意に遭遇すると「なんだかなぁ」と思ってしまう。積極的に悪いことをするつもりは無いのだろうと思うのだけど「だったら何もしないでいいじゃないの?」と思ったり「その小さな悪意のおかげで迷惑を受けるこっちはたまったものではない」と憤慨したり。

今回のことで1番被害をこうむったのは言うまでもなく娘である。気持ちよくお昼寝をしているところを起こされたら誰だって気分が悪くなるものだ。可哀想だが、これも試練。人が生きていくってことは楽しい事ばかりじゃないのだ。たとえそれが赤ん坊であったとしても。

日中ぽかぽかと暖かくて、お昼寝も気持ちよく出来る気候なのだし、明日は邪魔されることなく娘が気持ちよくお昼寝できるといいなぁ……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
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