伯父がノー・ワックスの伊予柑を沢山送ってくれたので、伊予柑の皮でママレードを作ってみた。
自称「老後にジャム屋を開きたいくらいジャム作りが好き」な私だが、結婚してからは1度もジャムを作った事が無かった。我が家では毎朝果物を食べるのが習慣化しているので「果物が傷んできたのでジャムにしなくちゃ」なんて事態に陥らないのだ。もっとも、本気で作りたければ果物屋さんでジャム・ジュース用として売っているB級品を買ってきて作れば良いのだけれど。
子供の頃はママレードが大嫌いだった。たぶん、生まれて初めて食べたママレードが給食のパンについていた美味しくないママレードだったから、その印象が強すぎたのだと思う。大人になって「美味しいママレード」を食べてから「ママレードも悪くないな」と思った覚えがある。ほんのりとした苦味と酸味が良い感じ。自分で作ると甘さの加減が好きなように出来るのでなおのこと美味しい。
家でジャムを手作りすると美味しいには違いないけれど市販品よりは高くかかってしまうように思う。ママレードの場合は「柑橘類の皮」だから、まだマシだけど、生の果物だとそれだけでもけっこうなお値段。それにお砂糖だのその他の追加アイテムだの。ガス代だって相当の物だ。ジャム作りはどこまで行っても趣味の領域。ことこと煮込んでいって、台所中に甘い匂いが広がる感じとか、出来上がった時の嬉しさとか、そういう楽しみが無ければ、わざわざ手作りしないように思う。
夫と2人でバニラアイスクリームに出来上がった温かいママレードを添えて食べた。ちょっと高級デザートっぽい雰囲気。ちょっとだけ贅沢なおやつタイムだった。
のんびり過ごした3連休も今日でオシマイ。明日からまて通常モードに戻らなきゃ……と思うと、いささか憂鬱だが、これも仕方の無い話。残り少ない休みの時間を惜しみつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。