白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2006年05月28日(日) 及川光博ワンマンショー

昨日は同僚のTさんに連れられて及川光博のワンマンショー(コンサート)へ行ってきた。

Tさんは10年来の及川光博ファンで、ずっと「連れ」が欲しかったらしい。2週間ほど前から「踊りの振り付けとか予習してきて」とDVDやCDを大量に渡されたが、ズルッ子の私は、それをほとんど観ることなく当日に挑んだ。

及川光博と言えば「ミッチー」とか呼ばれていて、王子様スタイルで女性のことを「ベイベー」とか言う、愉快なお兄さんというイメージがあったが、本物もイメージ通りだった。「エンターテナー」としての美意識が高く、歌の間に挟むトークを聞くだに人間として真面目で、まっとうな人である…と言う点において、私の中の及川光博の株は一気に上昇した。

ただ「ハマったか?」と聞かれたら答えは「NO」である。

ショーとしては面白かったのだけど、私にはちょっと合わなかったようだ。美輪明宏ちっくなトークを聞いたり、皆で決められた踊りをしたり、彼の言葉に決まった返事をしたり(『笑っていいとも』の「そうですね」みたいなお約束が沢山ある)という行為をするのが、どうも新興宗教染みていて好きになれなかったのだ。意地の悪い言葉で表現するなら「彼のファン達って、よく躾けられてるなぁ」という印象。もちろん郷に入れば郷に従え…って事で、私も集団に混じって踊ったり楽しんだりはしたのだけれど。(予習をしなくても充分についていけてホッっとした)

芝居にしても音楽にしても、私は舞台の上にいる人を貪りたいのだと思う。舞台の上から指示されて動いたり、お説教じみた言葉を聞くのは真っ平ゴメンなのだ。宗教にハマる感覚って、あんな感じなのかなぁ……なんてことを考えながら舞台の上と会場の人々を観察していた。私はハマれなかったけれど、これもまた経験である。

まぁ、だけど否定するつもりはないのだ。ショーとしては楽しめる作りだったし、及川光博のトークは、至極まっとうで好印象。彼自身、真面目な努力家なのだろうと思う。どちらかと言うと好きなタイプのエンターテナーなので、ハマれなかったのはちょっと残念。これも相性なのだろう。

今日は夕方から乙女な母を自宅に招いて鍋をする予定。戴き物の『きりたんぽ鍋セット』など。ここのところ週末ごとにお客を招いている気がする。人が来てくれるってのは嬉しいものだ。今夜も楽しく過ごしたいなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2005年05月28日(土) ふうっ。
2004年05月28日(金) 埋め立て作業。
2003年05月28日(水) 宇宙へ行った犬の話。
2002年05月28日(火) 女の便秘。男の下痢。

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