白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2006年02月16日(木) 本当のこと。

生活ペースが落ち着いてきたおかげで読書のペースが絶好調。呼吸をするように本を読んでいると言うのだろうか。忙しくて強制的に活字絶ちを強いられていたのが良かったのかも。

今日は通勤電車の中で読んでいた、とある小説の一文に衝撃を受けて1日中そのことばかり考えていた。自分の中で燻っていた感情を掘り起こされてしまったような。ちなみに、今日ずっと私を支配していたのはこの一節。

『しかし、本当の事って、言葉にしてしまうと、云った本人はどうしてもダメージをうけるんじゃないのかな。』

これは長年連れ添っていた妻(アルツハイマーに侵されている)が、主人公である夫に「はじめて会った時からずっと好きだった」と告白した時のやりとりの中で出てきた言葉である。いやぁ……まいった。これは1本取られてしまった。

「嘘つきは泥棒のはじまり」なんて言葉を聞いて育ったものだが、人間は嘘をつかずに生きてはいけない。誰かを騙そうとして積極的に嘘をつかないまでも「黙っている」なんてのは日常茶飯事。かく言う私もズルイ人間なので「どうして言ってくれなかっの?」なんて風に指摘されて、挙句の果てには「騙された」と言われちゃったりする事が多々ある。たいてい「騙してなんかいない。聞かれなかったから、言わなかっただけだ」と言うのだけれど、歯切れの悪い事この上ない。

本当の事って案外言えない。それが大事な事であればあるほど。誰しも自らの内に刃物を立てるのと引き換えにするくらいの事を奥底に秘めているんじゃないかなぁ。満身創痍で本当の事を口にする人に私は心から敬意を表するし、憧れもする。

私は言いたいことをズバズバ言うタイプの人間だけど、それでも……やはり本当のことは言えなかったりするのだ。ダメージを受けるのが嫌なのだろうなぁ。それって自分以外の人に不誠実に生きている…って事であるあたりが、なんともはや。

今日はそんなことを考えつつ、あれこれと今までの出来事を反芻したりしてモソモソと過ごしてしまった。勿論仕事もしっかりした訳だけど、これはまた日常生活とは別の次元の問題な訳で。ま。たまには、こういうことでモソモソするのも良いかもね……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年02月16日(月) しかし地味仕様。
2003年02月16日(日) パチ・デビュー。
2002年02月16日(土) 「激しいボタン」があればいいのに…1票の重さに思うこと。

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