白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年09月17日(土) オバチャン気質。

下請けさんから出向しているSさんは、何かにつけて使いっ走りに使われる。自分の会社を背負っている……という部分から、積極的に走らねばならない部分もあるが、チーム内で最年少ということも大きな要因。Sさんは、ひょうきんで明るい人で、その心の内まで計り知ることは出来ないが、毎日元気に使いっ走りをしている。

私も派遣社員という立場でSさんにお願い出来る分際ではないのだけれど、自分では出来ないこと……例えば、重い部材や書類を倉庫に運び込むというような仕事は、ついSさんにお願いしてしまう。本当は男性社員の誰に頼んでもいいのだけれど、Sさんには頼みやすいと言うか。

昨日もSさんにお手伝いをお願いした。若いといっても思い荷物を持って階段を上り下りするのは大変だし……とて、ヤクルトを売りに来るヤクルトレディのお姉さんからヤクルトを買って「ありがとう。はい、これお駄賃」とSさんに渡した。CADの相棒から「オバチャンみたいやね〜」と大笑いされた。

最近、オバチャン気質が板に付き始めているような気がしてならない。

Sさんは愚弟と同じ年で私にとっては「可愛い」と思えるお年頃。考えてみれぱ、つい先日もTさんにねだられてヤクルトをご馳走した。(←Tさんは厚かましいキャラで「そんなに残業してたら懐ウハウハでしょ? なんかご馳走してくださいよ〜」と自分から申告してきた)生憎と私は高級取りでもなければ、独身だが「独身貴族」と言えるような優雅な身の上ではないので、派手にご馳走してあげることは出来ないけれど、お菓子だのジュースだの、ささやかなものをご馳走する機会が増えたような気がする。そして、そんな行為がものすごく自然に出来るようになっているのだ。

大阪のオバチャンと言う種族は鞄にアメ(大阪ではアメチャンと言う)を常備していて、周囲の人に配るのがデフォルトだと言われるが、私もそう遠くない未来、鞄にアメを常備するようになるのかも知れない。

CADの相棒は「オバチャン」と呼ばれたり、そうなっていく自分が嫌でたまらないと言うけれど、私はむしろそうなっていく自分が楽しくってしょうがない。ものすごく心地良いと言うか。性に合っているんだろうなぁ……と思う。

もちろん女性としての可愛らしさを捨てたくはないし、悪い意味での「オバチャン」にはなりたくないが、愛されるオバチャンになられるなら満更悪いものでは無いように思う。いつまでも若くはないのだし、そういう移行は当たり前だよなぁ……とも思う。本とレースと花を愛する可愛らしいオバチャンを目指してみるか……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年09月17日(水) 包帯。
2002年09月17日(火) いい子ぶりっこ

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