白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2005年07月24日(日) 寝て過ごす…

この週末は体調不良で寝て過ごした。

私には、しんどくてダウンしていたり、熱のため頭がボウッとしたりする時に読む本……というのがある。

愛してやまぬ有吉佐和子の『連舞』と『乱舞』の連作を2冊続けて読むのが、お決まりの儀式。読んだり、うつらうつらしたり、また読んだり。そして『乱舞』を読み終える頃には、ちょっぴり元気になっているのだ。それにしても今回驚いたのは『連舞』のヒロインの母親と、自分が同じ年齢になっていたという事実。『連舞』の冒頭は33歳になる舞の師匠(ヒロインの母親)の出産シーンなのだ。同じ年の私は出産どころか結婚さえしていない。色んな意味で半人前だよなぁ……なんてことを布団の中で思った。

2日間、真面目に寝付いていたおかげで、喉の腫れも、リンパ腺の腫れも随分良くなかった。ナイチンゲールが看護の仕事を志したのは、病が癒えた朝の悦びがあったから……とうエピソードは有名だけど、なんだかちょっと分かる気がする。肉体的に辛い時は「どうでもいいから楽になりたい。元気になったら、贅沢を言わず、慎ましく暮らすので、どうぞ早く治してください」と、思うのだけど、いざ元気になってくると、その時の真摯な思いは忘れている。その思いを忘れずに、むしろ育てていったナイチンゲールは「白衣の天使」の名に相応しい女性だったんだろうなぁ。

それにつけても、この週末はしんどいばかりだった。夏風邪だけかと思っていたら、ドバッっと湿疹が出てきたりして、しんどいやら、痛いやら、痒いやら。まさしく弱り目に祟り目だった。

ま。しかし、きっかけはどうあれ、思い切って身体を休めることが出来たのは良かったように思う。身体も回復してきたことだし、明日からまた働かなくちゃ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年07月24日(土) 人に優しく。
2003年07月24日(木) 締め上げる愛。
2002年07月24日(水) 体温よりも高かったってね。

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