白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年01月03日(月) 晴れ着を着る喜び。

お正月なので着物を着てみた。

「着物を着るなんて10年ぶりだわ…」とまでは言えないまでも、7〜8年ぶりではなかったかと思われる。着物を着ると言っても、カッチリした正装ではなく、半幅帯に羽織姿という簡素なスタイルだったのだけど。乙女な母が久しぶりに、その乙女っぷりを発揮して、いつになく生き生きとしていたのが印象的だった。

着物って、余程着慣れている女性でもない限り「着た時の興奮」と「帯を解く時の喜び」以外は、たいして良い物ではないように思う。草履は歩き難いし、帯は苦しいし。慣れない姿で動きを制限される分だけ、あちこち身体が痛くなったりもするし。だが、しかし。民族衣装というものは、その民族が美しく見えるように設計されているらしく「馬子にも衣装」と好評だった。

まっこと「晴れ着を着る喜び」を噛み締めた正月である。

正月気分に浮かれているが、しかし明日から出勤である。まず間違いなくガッツリ残業。「せてめ、あと3日休めたらなぁ……」などと思ったところで、時間の流れに情け容赦のあるはずもなく。年末旅行で落ちた体重が戻ることなく、新しい年へと突入するのだ。

だが、しかし頑張ろう。昨年並みに良い年だったら最高だな……と思う。なんだかんだ言っても小市民な私は「そこそこ愉快に過ごせて、家族が健康に暮らせたら言う事無し!」と思っている。以前は、そんなことを言う人に対して「なんて小さい夢しか持っていないんだろう…」と思ったものだが、人間って変われば変わるものらしい。さてと。明日からまたガッツリ働くぞ! ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年01月03日(土) 『ラストサムライ』の話など。
2002年01月03日(木) 『アメリ』〜噛みあった歯車が奏でた音楽

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