白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年02月19日(木) イチゴ@ビジュアル系

最近、なぜだか苺をよく戴く。温室育ちの彼らは色艶最高。甘さも最高。白蓮鑑定価格だと1パック600円。(←もっと安いのもあるが戴き物の彼らは育ちが良いようだ)『とよのか』とか『さちのか』とか『明日香ルビー』なんて名前がついている。

苺って多くの人から愛されている果物なんだなぁ。多数の人から愛されているからこそ、ちょっとしたお使い物の果物として選ばれるのだろう。味もさることながら、赤くて、プチッっと小さくてビジュアルに優れているところが勝因ではないだろうか。差し詰め果物界のビジュアル系バンドって感じ(←1パックというグループになっているところもバンドっぽい)

だが、しかし……苺って好きぢゃないんだな。嫌いな訳ではないが、あえて食べたいとは思わないと言うか。

だいたい彼らは直ぐ食べないと痛むのが早いあたり、扱いにくくていただけない。2日も続けてやって来られた日には、鍋で煮てジャムにしたい欲求に駆られるのだが、立派な苺をジャムにするのはなんとなく気が引けるので、仕方なく生で食べている。

そのまま食べたり、練乳かけたり、砂糖と牛乳をかけてみたりとシュチュエーションを変えてはみるものの、いかんせん元々好きな果物ではないだけに、ちょっと続くと飽きがくる。どうしても食べきれない時はご近所にお裾分け。「苺を食べるのは飽き飽き」だなんて贅沢だって事は分かっているのだが、こればかりは仕方がない。

同じような団体果物でも蜜柑は好きなんだけどなぁ。蜜柑になると苺よりも豪快でザル単位だったり、箱単位だったりするのだが。苺がビジュアル系バンドなら、蜜柑は大人数の吹奏楽団ってところだろう。親しみ深いが、しかし、ちょっぴり裏方系なあたりとかが吹奏楽団という感じ。

私は断然、蜜柑派だが、私の周囲には苺派の人間が多い。分けてあげたい気持ちは山々だが、しかし痛みやすい苺を鞄に入れて長時間、電車で運搬するの訳にもいかないのだ。「苺だったら1人で1パックくらいペロッと食べちゃう」というような頼もしい苺派に遭遇するたびに「家が近かったら差し上げますものを……」と仰ぎ見てしまう今日この頃。

苺より蜜柑だよね……と思うけれど、蜜柑の季節もそろそろ終わりに近づいた。昨日は戴き物の伊予柑を食べた。伊予柑を食べると冬も終わりだな……って気がする。そしてビジュアル系の苺達に果物屋の店先が乗っ取られていくのだ。

ビジュアル系苺軍団が果物屋に雪崩れ込んでくるまでに、蜜柑との別れを惜しんでおかねば。苺がガンガン届くので、蜜柑を食べる余力がないのが悩ましい……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年02月19日(火) 画面の向こうに「人」がいるから。

白蓮 |MAILHP