白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2004年01月19日(月) ヲタクの花道

愚弟が社会復帰してから、はや4ヶ月。最初の頃は生活のテンポが戻らず、ちょっと辛そうだったが最近は元気一杯働いている。「もう心配いらないよねぇ」ってことで、愚弟の話が日記に登場することもないだろう……と思っていたのだけれど、今日はちょっとだけ彼の日常を書かせてもらうことにした。

愚弟と私は眉毛の形と「ヲタク」という共通属性と以外に似ているところはあまり無い。なんちゅうか姉から言わせりゃ覇気がないというか、仕事に関しても遊びに関しても「真面目なのは認めるけど、生きてるんだか死んでるんだか」という印象が強く、物足りない男だと常々思っていたのだけれど、事故に合ってからは、覇気のなさに拍車がかかり、どうにもこうにも……ってな感じであった。

しかし愚弟は突然目覚めてしまったのだ。カメラ小僧という生き方に。

もともと愚弟は高校時代、写真部にいたので、風景だのなんだの、地味に撮ってはいたのだが、取り立てて「のめり込む」こともなく、1番の趣味は「自作パソコン」って感じだったのに、昨年末にコミケデビューして以来「コスプレ写真を撮る喜び」に目覚めてしまったらしい」ものの見事にカメラ小僧の一丁上がりである。

カメラ小僧用の名刺を作り、機材を抱えてイベントに行き、写真を撮り、コスプレイヤーさんとコンタクトを取り、現在アニメーターの友人と共同で作っているサイトとは別に、コスプレ写真サイトを開くらしい。身贔屓バリバリだが、外のカメラ小僧サイトと較べてみてもサイトも写真も、いい線いっていると思うので、そこそこのサイトになるだろう。今では内に篭りがちで、どちらかというと他者とのコミュニケーションを避けていた部分があった愚弟が、カメラ小僧に目覚めたおかげで、すっかりコミュニケーション好きになっているようだ。

姉としては、人生で1度くらいは、仕事とか勉強に打ち込ん欲しいんだがなぁ……という気持ちがあるのも事実だが、愚弟がいまだかつてないほど生き生きとしている姿を見るのは、とても喜ばしい。そしてその勢いでコスプレイヤーの彼女を連れてきてくれるともっと嬉しいんだが。いや……なに。姉もヲタクなので、妹になる人とは共通の趣味が1つでもあると楽しくて良いな……ってだけのことなんだが。

ヲタクでもいい……逞しく生きていって欲しい。そしてヲタクとして生きるなら、ヲタクの花道を爆進してもらいたいと姉は願うのであった。近頃の愚弟のことを書いてみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年01月19日(日) 結婚式の引き出物。
2002年01月19日(土) それでも無理しちゃう人。

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