白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2004年01月17日(土) どうでもいい話

どうでもいい話なのだが……というよりも、むしろ私には関係のない話なのだが、ちょっと気に入らなかったので書いておこうと思う。職場に今月末、出産のため退職するアルバイトの女性がいるのだけれど、私にとって彼女は「好きでも嫌いでもない」アウト・オブ・眼中な人だったのだが、ここのところ彼女と話をする機会がやけに多い。長くつとめた職場を去る感慨から、彼女をおしゃべりにさせているのかも知れない。

最近は出生前に生まれてくる子供の性別が分かるのが当然らしい。彼女もお腹の子の性別を教えてもらったという。女の子だそうな。まぁ、とりあえず「へぇっ。楽しみですねぇ。お父さんメロメロになっちゃうかな」なんて言ってみた。実際、私にとって、ももう2度と会わないだろう同僚の子の性別なんて、どうだっていい訳なのだが。

私は「そうねぇ。まぁ、男でも女でも健康で五体満足に生まれてきてくれたらいいんだけどね」なんて返しを予想していたのだけれど、彼女の返事は違っていた「もう、ショックやわぁ。めっちゃガッカリしてんねん。腹たって、寝られんかったわ」であった。

なんじゃ、そりゃあ?

彼女も、彼女の夫もどうしても男の子が欲しかったのだそうな。初めての子供ならば、色々な夢が膨らんでしまうのも無理はないと思うのだが「女やったら、いらんねんけどな」は、あんまりぢゃなかろうか。確かに、まだまだ日本社会では「跡取りの男の子」って考えがあるのも分かるが、彼女の夫は三男であり、彼女自身も次女。そして双方の親は孫が女の子だと知って、すっかり浮かれているとのこと。

まぁ、人の考えってのは、それぞれ違って当然だし、私にとっては他人事なので、知ったこっちゃないのだが、なんだかちょっぴりショックだった。母親である彼女の口から「いらない」「がっかり」「ショック」を連発されるってのは、なんだかなぁ……と思ってしまった。どういう発想から「女の子はいらない」となるのか、私にはサッパリ理解できない。

ま。私には関係ないことなので、深く考えるのはよそう……

話は変わるが、上司に「3月をめどに辞めたい」と申し出た。が、そう簡単にはいかなさそうな予感満載。「とりあえず、その話は預かっておきます」とのこと。
ぢつは最近、うちの会社では増員計画が見込まれていて(私はこんなに力が余っているのに!)私のような下っぱにも、人選について、あれこれ意見を求められたりなんかする自体が進行形なので「うっしっし♪こいつは、この機に乗じて、さり気なくオサラバだぜ」と、内心ほくそえんでいたのだけれど……甘かったか?

なにげに景気の良くないブルー・ティスティ話を2つばかり書いてみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年01月17日(木) 同性婚。あるいは婚姻の自由。

白蓮 |MAILHP