白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年11月30日(日) 定型文ぢゃ嫌なのに

今日は散髪へ行き、そして年末の仕込みに励んでいた。年末の仕込みと言うよりも「クリスマスの仕込み」と書いた方が正しかったりするのだが。

どちらかというとイベントごとは大好きな性質だが、イベントにつきものの「カード」を書くのは、案外苦手だったりする。お誕生日カード、クリスマスカード、年賀状などなど。手紙を書くのは大好きなのに、あらたまって「さあ書くぞ」となると、何を書いていいやら、さっぱり分からないのだ。

書きたいことがない訳ぢゃあない。

たとえば、お誕生日なら「あなたが生まれてきてくれてとても嬉しい」とか「新しい1年が幸せであるように祈っている」とか「あなたの誕生日は私にとっても特別な日なので、覚えているんですよ」とか、そういうことが書きたいのだ。

たとえばクリスマスなら「今年は○○な1年だったけど、無事にクリスマスが迎えられて良かったね」とか「今年1年、あなたに支えられたことがとても嬉しかったんです」とか「一緒に過ごすことはできないけど、楽しい日であるように祈ってます」とか、そういうことが書きたいので。

なのに、いざペンを持つと型どおりの定型文しか書けなかったりする。今年はできるだけ気持ちを込めて書いたたもりなのだが、それでも読み返してみると思っていることの半分も書ききれていないような……

私の友人には筆達者な人が多いのか「いざ」というときのカードやメールに、泣かせることを書いてくれる人が多い。じっさいホロッときたこともある。だからこそ、自分も……と思うのだけど、これがなかなかムツカシイ。私は「文章を書くのが好き」だと公言して憚らない人間なのだが、伝えたい人に気持ちを伝えられないようぢゃあ、なんのための文章よ? と思ったりする。

いつかきっと、想いのたけをギッシリ詰め込んだ、気の利いたカードの1枚でも書けるようになりたいなぁ……と思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2001年11月30日(金) 薬!くすり!クスリ!

白蓮 |MAILHP