白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2003年10月16日(木) 助手席と運転席と……どっち?

先週の和歌山旅行では、生まれて初めて長距離運転をしたのだけれど、それについて思ったことなど。

今まで自動車の運転に対して苦手意識があった。助手席に乗せる頻度の高い乙女な母から「運転が荒い。下手だ。頼りない」と言われ続けていたので、なんとなく「私は運転が下手クソなんだ」と思い込んでいたらしい。これまでも他人を乗せることはあったし、他人から「運転、下手だねぇ」と言われたことはなかったが「下手クソとか、乗り心地が悪いとか、そういう事って、本人には遠慮して言えないんだろうなぁ」と思っていた。もっとも、色々な人の助手席に乗るようになってからは「もしかし私、下手クソぢゃないかも? ひょっとすると親切運転の人かも?」と思うことはあったのだが、わざわざ真実を追究するような事柄でもなかったので、免許を取ってから11年間「私は運転が下手だ」ということで納得していた。

しかし、どうやら、そういう訳では無いらしい。同上していた友人の感想を聞くだに、山道での対向車とのすれ違いの時に見る相手の運転を推察するだに、私の運転は上手い方ではないが「中くらい」の技術レベルのような気がした。これは私にとって劇的な発見だった。今まで損してたなぁ。

そして、もう1つ大きな発見があった。

これはたぶん「運転が苦手」という意識が支えていたと思うのだが、私は「自動車は運転するより助手席に座っている方が楽ちんでいい」と思っていたのが、それは間違いだってことに気が付いた。どうやら私は助手席に座ってドライバーに気を遣うなら、自分で運転する方が100倍は好きらしい。どうりで今まで車移動とかドライブが嫌いだった訳だ。なんだか目から鱗の大発見だった。

助手席に座るのって何かと気疲れする。「眠ったりしたらドライバーに悪いなぁ」と思うし、場合によってはナビをしなくちゃいけないし、飲み食いする時は、プルタップを開けたり、ペットボトルのキャップを外したり、ガムの包みを剥がしたりしなくちゃいけないし。その点、運転席にいれば運転さえしていればいいのだ。もちろん、ブレーキをかける時に同乗者が吃驚しなうように……くらいの配慮はするけれど、基本的には助手席の人に気遣ってもらえるので楽ちんである。友人に剥いてもらって食べたミカンの美味しかったことと言ったら!

自分で運転してのドライブなら、ちょくちょく遠出してもいいなぁ。自動車は運転するに限る。
先日、ペンフレンドと明日香を歩いた時に「道の選び方や感覚が男性みたい。自動車の運転が嫌いだなんて信じられない」と言われたのを思い出してしまった。やはり私は助手席に座るより、運転席に座る方が向いているのだろうなぁ。

これからはどんん自動車を利用しようと決意いたとろこで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2001年10月16日(火) 日記の目指すところ。方針など。

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