白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2003年09月28日(日) 『LILIES』〜スタジオライフ〜

今日はスタジオライフという劇団の『LILIES』を観てきた。もとは同名の舞台ちのこと。映画化(映画版は『百合の伝説 シモンとヴァリエ』って題名)もされていて私は何年か前に映画版を観たことがあるのだけれど、ゲイの少年の物語で、出演者が全員男性で、非常に濃ゆい映画だった記憶があるのだが、今日の舞台も濃ゆいものだった。

前回『トーマの心臓』を観て感激した劇団だったので期待していたのだが、期待通りの演出と演技で楽しませてもらった。が、しかし今回はちょっと、いただけない部分も。好き嫌いがあると思うので、なんとも言い難いが、途中役者さんが全裸になる場面があったのだ。映画を観てそういう場面があるのは知っていたけれど、演出でどうにかすると思っていたので、かなり吃驚だった。タイツをはいたり、前にガードをしたりせず、正真正銘のスッポンポンである。

映像で全裸を観るのは平気だけど、舞台で観る全裸は生々しくてちょっとキツイ。もちむん全裸といってもフルチンで前向きになったりはしないのだが、仁王立ちで後ろ向き……ってシュチュエーションには目がテンになってしまった。なんちゅ〜か。吃驚が通り過ぎると、みょうに笑えてしまった。役者さんだけあって美しい裸体なのだけど、相手役の人はフルチンの共演者を前にして、真面目なセリフを言うんだろうか……とか気になってしまって。

私はエロっちぃものでもOKなタイプだと思っていたが、舞台観る全裸はちょっとダメみたいだ。観ていて照れるし、どうもなぁ……って感じ。大好きな劇団、新感線の舞台でも、ちょっちゅう全裸に近いことはするけれど、タイツをはいていたり、前を隠していたりする。やっぱり「全裸」ってのはインパクトがあるよなぁ。

伯爵夫人役の役者さんが、とても麗しかったのは好感度大。ひとつひとつの場面も美しかったりして良かった。しかし私の心に深く刻まれたのは「スッポンポン」だったりするのだから、ちょっと哀しい。なんて言うのかなぁ……役者さんとは言え、赤の他人の裸を観るのは恥ずかしいということだ。あまりにも生々しいというか、直接的過ぎるような。いやはや。まいった。まいった。

こんなに恥ずかしい気持ちになるだなんて自分でも吃驚だ。いい年してブリッコを装うつもりはないのだけれど。

明日からまた新しい1週間。スッポンポンの話はこの辺にして早く寝よう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年09月28日(土) 土曜日の朝。ボソボソと。

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