白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年07月26日(土) 種、潜む。

今日もちょっとだけ仕事の話。いま図面を描きながら事務の仕事の引継ぎをしているのだけれど、事務系の上司にあたる人の期待が厚くて気が重い。広告作りの時、一緒に仕事をしたことのある人なので気心が知れているのと私とウマが合う分だけ期待してくれているらしい。「引継ぎ期間が短いんだから覚えられなくても、ひととおりの事は私が教えられるから大丈夫」とか「一緒に頑張っていこう」とか、とても好意的な目で見守っていてくれるのは嬉しいのだが。

嬉しいのだが……しかし私は彼女のお役には立てない。なぜなら彼女の部署での仕事は引継ぎ業務に入っていないのだ。今までアシスト有りでしてきた仕事を、恐らく彼女は1人でしなければならないのだが、まだ正式に知らされていないらしく私がその仕事を引き継ぐものだと思っておられるようなのだ。心構えや仕事の段取りなどもあるだろうから人員カットの旨は早く伝えてあげればいいのに。人事のことに口を挟む訳にはいかず、黙っているしかないだけに彼女と顔を合わせるのが居たたまれない。なるようになっゆくのを、じいっと待つばかり。

愚痴ばかり書いていても不毛なので、気を取り直して楽しい話でも。

昨日はお気に入りのイアリングを失くしてしまって、とてもブルーなき分だった。お気に入りというより「大切な」という品物。けっして高価なものではなかし、ただでさえイアリングは落としやすい物だから、いつか、そういう事になるだろうってのは予測していたのだけれど、イアリングは亡き祖母がプレゼントしてくれたものだったのだ。11歳の年に貰ったので、かれこれ20年も前。シルバー製で十字架の形をしたイアリング。大切な物なら机の引出しにでもしまっておけば良いのだろうが「その物の本分を発揮しなくっちゃ意味ない」と思って、バンバン使っていたのが間違いだったのかも……とか嘆いてみても後の祭り。

失くしたアクセサリーというのは、出てくる確率が非常に低い。そしてイアリングなどは出てきても壊れていたりすることが多くて、ほとんど諦めていたのだけれど、これが出てきたのだ。しかも無傷で。今朝、出勤したらばアルミサッシの桟のところに並べて置いてあったのだ。誰かが拾って置いてくれたのだろうなぁ。朝日を受けてキラキラ光るイアリングは映画のワンシーンみたく、出来すぎた美しさだった。誰が拾ってくれたのだかは分からないけれど、どうもありがとう。

1日の成分のほとんどが「不愉快」で構成されるような日でも、エアポケットのように楽しい種が潜んでいるのって、なんだか不思議な感じがする。だからこそ嫌なことがあっても、そこそこ平気でやっていけるのだろうなぁ。うむ。それにしても嬉しかったなぁ。イアリングを発見した時は。

明日は早朝から出掛ける予定。あまり暑くならないといいんだけどなぁ……ってことで今日の日記は、これにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年07月26日(金) 屋台の食べ物@祭り限定♪

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