白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年06月04日(水) どん・どん・ドンペリ♪

唐突だがドンペリの話なのだ。

高級シャンパンの代名詞「ドンペリ」を飲んだことのある人って
ぢつは、多かったりするんだろうか?
さらっと「うん。飲んだことあるよ」と言う人が私の周囲には多いのだが
私は30年の人生の中で、1度もドンペリってのを飲んだことがない。
そのせいか私の中でドンペリは「お金持ちのお酒」だったりする。

最近、ドンペリで印象深かったのは「ホストクラブの舞台裏」を扱った番組の中で
お客がピンクのドンペリを注文すると従業員が揃って大騒ぎをする……という場面。
「すごいなぁ。私も、ひとくち飲んでみたいよなぁ」などと思いつつ
ドンペリへの憧れをいっそう強いものにしたのだった。

私の頭の中では【ドンペリ=高級シャンペン】の図式が組み込まれているのだが
実際のお値段は、いくらくらいのものなのだろうと調べてみた。
ものすごく高くて手が出ないだろうと予想していたのだけれども
庶民の私でも、無理をすれば手がでるようなお値段で
「なぁんだ。そんなもんだったんだ」と少々拍子抜けしてしまった。
ドンペリと言ってもピンキリだと思うのだが
お手頃なものであれば2万円もしないで買えるようだ。ピンクで3万円くらいらしい。

ドンペリは夢や憧れではなく、手を伸ばせば届く存在だったのだ。

しかし、現実的にドンペリを買えるかどうかとなるとそれはまた別の問題である。
私が奮発してドンペリを買ったとしよう。
サバの塩焼きだの、菜っ葉の煮物だの、酢の物だのが並ぶ食卓で
ドンペリを飲むというのは、滑稽としか言いようがないし
第一、シャンパンというのは「乾杯」の時に軽く飲むものであって
いくら美味しくたって、ガバガバと飲むような物ではないのだ。
ぢゃあ、友人を集めて、そこそこの料理を作ったらどうか?
たぶん、これもNGではないかと思われる。
親しい友人とワイワイ集うならシャンペンよりビールの方がお似合いだ。

どんなに素敵なものでも、品物に負けるようではダメだということなのだろう。
私はまだドンペリを口にするような器ではなさそうだ。
「今日はお給料日だから発泡酒ぢゃなくて、ビールを買ったの」という気軽さで
「今日はお祝いだからドンペリを奮発しちゃった」とて
ドンペリが買えるようなってこその本物だという気がする。

今の私のレベルで似合いのものを探してみるならば

 ビールより発泡酒
 マツタケよりエリンギ
 フルーツトマトより桃太郎トマト
 マスクメロンよりプリンスメロン
 モロゾフのプリンよりプッチンプリン
 ドンペリよりシャンメリー

……あたりが適当なのだと思われる。
いつかきっとドンペリの似合う女になろう。
そして「お祝いだから奮発しちゃった」とか言いながら
ドンペリを手土産にして、あなたの家に遊びに行くよ。

ちょっぴり夢見がちなことを書いてみたとろこで
今日の日記は、これにてオシマイ。

<補足>
いちおう理想は「自力でドンペリ」ではありまするが
「ドンペリが手に入ったから飲みにおいでよー」てな、お誘いがあれば
喜んで参上いたしますので、そこんとこヨロシク。


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2002年06月04日(火) 学びたい一対

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