白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年05月19日(月) へたれマニア。

「へたれ」な犬が好きだ。

「へたれ」という言葉は共通語かと思っていたけれども
関西以外では通じない場所もーあるらしいので解説をば。
関西では「駄目な人」とか「根性のない人」を「へたれ」と呼ぶ。
ちなみに「へたれ」は侮蔑として使われるのではなくて
むしろ愛情を持って使われることの方が多い。
「しゃぁないなぁ。ほんまに「へたれ」やねんから」……てな具合に。

今朝、出勤途中で、へたれな犬を見かけた。
飼い主と散歩の途中だというのに、やたらと恨めし気に飼い主を見上げていた。
「もう。帰りたいんだけどなぁ。早く帰って、ご飯にしようよ」
とでも言っているのか、ものすごい甘え顔で媚びていたのだ
尻尾に噛り付いてやりたいくらいに愛らしかった。

我が家の犬も、相当へたれである。へたれな上に、ちっともお利口ぢゃない。
「いささか お利巧な犬」とか「やや お利巧な犬」とかいう感じ。
人を噛んだり、テーブルのものに口を出したりはしないけれど
芸の1つもできないような、そんな犬なのだ。お利口でないところが可愛い。
もしも、我が家の犬がパトラッシュやラッシーみたいな名犬だったら
これほどまでに愛せなかったんぢゃないかと思う。

私は人間も「へたれ」の方が好きだ。

ちょっと駄目だったり、へたれだったりする方が可愛いように思うのだ。
なんちゅ〜か。味がある……って感じ?
ものすごく、よく出来て、立派な人にも憧れちゃうけど
へたれには、へたれの味わいというものがあるように思う。
完璧に色々なことが出来る人って、ちょっぴり威圧的だったりするし。
いちがいには言えないけれど、へたれの人は優しいように思う。

今日は何が書きたかったかというと「へたれ」でも、いいぢゃん。て・事。

あ。しまった。今日は友人宅へ遊びに行った話を書く予定だったのに。
まったく、なにやってるんだか>自分
なにやら、いまひとつ主旨が定まらぬまま
今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年05月19日(日) ひとやすみ…と言うか。

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