明け方、死んだ祖母が夢に出てきた。
私はいわゆる「霊感」だの、そういう類の能力はサッパリないらしくて
死んだ人が夢に出てくるなんて事は、ほとんどなくて
30年間生きてきて、今回で2度目という低い遭遇率である。
そんな訳なので「ものすごく特別」な感じがした。
嫌な夢ではなかった。
広いリビングで、大きく開いた窓からは爽やかな風と、あたたかい光。
何故だか知らないが親戚が集っていて、祖母は赤ん坊を抱いていた。
祖母は軽く欝が入っている時のようで、やや陰気なことを話していたが
それでも、赤ん坊に懐かれていて、たいそう機嫌が良いようだった。
私は祖母に「まぁ。まぁ。そんなこと言わんと」なんてことを言いながら
祖母の話し相手になっている……というような夢。
それにしても、祖母が抱いていた赤ん坊は誰だったんだろう?
乙女な母にその話をしたらば「死産した長男に違いない」と夢見る瞳になっていた。
愚弟の手術が近いから、祖母も気にして、出来たのかも……と。
母が嬉しそうにしていたので、あえて否定はしなかったのだが
夢の中で祖母が抱いていた赤ん坊は「孫」ではなくて「曾孫」のようだった。
私の子供でないことは間違いないのだが、いったい誰の赤ん坊だったのか?
これから生まれてくる赤ん坊なのか、それとも死んでしまった赤ん坊なのか。
なんとなくメーテルリンクの『青い鳥』のラスト近くに登場した
「これから生まれてくるはずの赤ん坊」達の話を思い出してしまった。
チルチルとミチルの弟は、病気を持って生まれてくるんだったけなぁ。
そうこう言ってはみるものの、しょせんは夢の話。
追求してみたところで、どうにも仕方のないことなのだが。
やたらと祖母に懐いている赤ん坊と、嬉しそうな祖母の笑顔が印象的だった。
夢の話とは、なんら関係はないのだが今日は1つ良いことがあった。
先日、私が作ったチラシを見て問い合わせがあり商品が2つ売れたのだとか。
営業さんの戦略が良かったからであり、チラシが良かったからとは思わないのだが
それでも仕事の結果が形になって現れてくると嬉しいものだ。
ふっふっふっ。ざまぁ見やがれクソジジイ♪
大ボスの、胡散臭そうな眼差しも、今日はちっとも気にならなかった。
夢の話とも、仕事の話ともなんら関係はないのだが、嫌なこともあった。
帰りの通勤電車で人身事故……けっこうな騒動だったのだ。
最近、やたらと人身事故が多いのだが、ダイレクトにぶつかるとはなぁ……
私とは係わり合いのない人の死なのでコメントは差し控えることにする。
そんなこんなで今日は明け方から、色々なことがあった1日だった。
色々なことを考えていたのに、書き出してみると案外アッサリしているなぁ。
ま。こんな日もあるさってことで今日の日記は、これにてオシマイ。