白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年03月22日(土) 骨董市を歩く。

今日は京都へ行ってきた。お目当ては『フランス近代絵画展』
私は1人の画家を追いかけるタイプの展覧会よりも
『○○美術館展』とか『○○時代の画家たち』みたいな展覧会の方が好きだったりする。
絵を観るのが好きといっても、専門的な目でもって観る訳ではないので
色々なものを見れた方が、飽きなくて良いと言うか。
もっとも、ものすごく御贔屓の画家になると、話は別なんだけど。
今の季節に、明るい色使いの印象派の絵って、しっくりくるような気がする。
春=パステルカラーという発想って、ちょっと単純過ぎるようだが。
もちろん暗い色使いの作品も多かったし、陰気なルオーとかも良かったんだけど。

絵画展は期間終了が近かったせいか、それとも今日はお天気が良かったからか
思いのほか空いていて、のんびりと観ることができた。
どんなに良い展覧会でも、人の頭を観るようでは興ざめな訳で
今日は本当に運が良かった。ラッキー♪

絵画展以外に、なんの目的もなく京都へ出掛けてしまったので
その目的が達成されたらば、たちまち行き先を失ってしまった。
で。急遽、書店へ行き、ガイドブックをチェックして
京都駅から歩いていける東寺へ足を伸ばしたのだが
なんと今日は偶然にも、弘法大師の命日で骨董市の立つ日であった。
行き当たりバッタリにしては、運が良い。

ガラクタと骨董の境界線って、どこにあるんだろうねぇ。

なんてことを言いながら、骨董市を冷やかして歩いた。
春先に骨董市を歩くだなんて、風情があって良いではないか。
なんだか時代劇めいている……某ゲームにも登場したよなぁ>東寺
なんてことを思いつつ、ガラクタとも骨董とも言いがたい品物を見て歩いた。

久しぶりに、お日様の下、人ゴミの中を歩いたらば
心地よく草臥れてしまって、帰りの電車では見事に爆睡してしまった。
日頃鍛えていないので、ちょいと人ゴミにもまれただけで、草臥れるらしい。
そう言えば東京へ遊びに行ったときも、午前中は元気一杯なのに
日が傾くにつれて無口になっていった……という思い出が。
たまには、人ゴミの中を歩いて、人酔いしないようにしなくちゃいかんかのぅ。

残念ながら木蓮の花には、お目に掛かれなかった。
ちょっと期待していたのに残念だなぁ。

1日、愉快に過ごしたので、今日は気持ちよく眠れそう。
明日の朝は、自分ち用のお土産に買ってきたフキノトウ&竹の子のお漬物で
お茶漬けをして食べるつもり。楽しみ。楽しみ。
とりあえず、そんなこんなで今日の日記は、これにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年03月22日(金) 買っちゃった♪

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