白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年10月10日(木) いつも一緒だったしなぁ。

あと10日ちょっとで職場を去ることになるのだけれど
今のところはサミシサよりも、嬉しさの方がずっと大きい。
♪もう、いくつ寝るとお正月〜 とか
人類滅亡の日まで、あと○日(宇宙船艦ヤマトより)みたいに
毎日指折り数えているくらいに、その日が楽しみで仕方がない。

現実問題としては、次の仕事も探さければいけないので
そう、うかうかしている訳にはいかないのだけれど
しばらく休養しようと決めているせいか
今のところは「とりあえず辞めるのが嬉しい」などと
後先を考えない発想でもって、日々を過ごしている。

だが、今日は職場を去るとなると
辛いことがあるってことに気付いてしまった。

慣れ親しんだパソコンと別れるのが辛い……

家で使っている私用パソコンより
会社のパソコンの方が高性能なのだ。
仕事で使っているから当然と言えば当然なのだが
メモリだって有り余るほどあるし、ハードはでかいし
思う存分、遊ぶ……もとい仕事をすることができる能力のある
それはそれは立派なパソコンなのだ。

フリーのお助けツールを一杯インストールして
壁紙だって、スクリーンセーバーだって、目一杯凝っているし
カーソルだって、そうとう優れものだし
自分が使うには、これ以上ないほど使いやすい状態なのに
もう、2度と使えないかと思うと
あらためて、しみじみとサミシサを感じてしまったのである。

そりゃぁ、職場の仲良しと会えなくなるのもサミシイけれど
親しい人とは、職場が変わったって付き合っていけるだろうし
職場が変わったくらいで無くなってしまう程度の付き合いなら
別になくったって、いいかなぁ〜って思うのだが
慣れ親しんだパソコンとは、その日限りでお別れなんだよなぁ。

……って。じつは引継ぎの人が来るまでに
スッピンの状態に戻しておかなきゃいけないので
あと2日で、連れ添ったパソコンとはお別れだったりするのだ。
パソコンなんて、ただの機械に過ぎないのに
こんなに愛着を感じちゃうとはなぁ……
『大きな古時計』の歌詞ではないけれど
嬉しいことも、悲しいことも、みな知ってるパソコンさ〜
……って感じなんだなぁ。いつも一緒だったしなぁ。
私にとって、職場で使っているパソコンは
何よりも、誰よりも、過ごした時間が長かったのだ。
共に過ごした時間の長さ分だけ
思い入れが強くなっていたのだと思う。

引継ぎの人がきたら感傷的になっている暇はないだろうから
今のうちに、別れを惜しんでおこうと思う。
しみじみと感傷的なことを書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】
2001年10月10日(水) 人の弱みにつけこむヤカラ

白蓮 |MAILHP