白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年09月20日(金) 婆さまの財布。

最近、向いに住む1人暮らしの婆さまから
買い物を頼まれることが、ちょくちょくある。

ちょいと前まではレシートを渡して精算してもらっていたのだが
ここ何回かは、お財布ごと預けてくれるようになった。
婆さまの財布なんて、それほど大金が入っているはずもなく
私も、婆さまの虎の子をちょろまかすほど悪人ではないので
婆さまの財布を持って、買い物へ行くのだが
「婆さまの財布」について気になることがあったりする。

向いの婆さまは、着物地で作った小さな財布を愛用していて
どこへ行くのにも、それを持って出るようなのだが
その財布は、小銭入れほどの大きさしかないので
「お札」はキチンと折り目をつけて、畳んで入れてある。
そう言えば巷を歩いている婆さまの財布に
このスタイルは、よく見掛ける。

だが、私の死んだ婆さまはテレビショッピングで売っているような
それは、それは大きな財布を持ち歩いていたものだった。
そんなの持って歩いたら肩が凝るんぢゃなかろうかと思うほど
たくさんの小銭と、お札が何枚か。
それにポイントカードだの、診察券の束だのをワサワサと入れ
パンパンに膨らんだお財布だったように思う。
そう言えば巷を歩いている婆さまの財布に
このスタイルも、よく見掛ける。

世の婆さまの財布には2つの派閥があるらしい。
いやいや。「ガマグチ派」の婆さまだって、いるはずだ。
もしかすると、もっと沢山の流派があるのかも知れないなぁ……
婆さまに限ったことではくて
財布には、持ち主の人となりが現れているようで面白い。
向いの婆さまの財布にはいっている
キチンと折りたたまれたお札を見ると、ちょっと胸が熱くなる。
どうして、そんな風に感じるのか理由は分からないけれど。

ちなみに、私が今使っている財布は、友人からのプレゼント。
これもまた、私らしいなぁ……って思ったりする。

巷は、明日から3連休。私も2日遅れて3連休が待っている。
良い連休になるといいなぁ……
明日も頑張って、いきましょうかね…ってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


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