白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年09月18日(水) 女子トイレからオヤヂが?!

3連休、最終日……

午前中は、乙女な母に付き合って買い物の運転手をつとめ
昼食もそこそこに映画を観に大阪市内へ出掛けた。
『竜馬の妻とその夫と愛人』を観る。
三谷幸喜のシナリオってことで期待していたのだがイマイチだった。
それなりに、良い台詞もあったのだが
映画向きの題材ではなかったと思う。
舞台で観れば、感動しただろうになぁ……と思うと残念だった。
唯一、感動のツボをヒットしてくれたのは

死んだ竜馬より自分が勝っているところだってある。
悲しい時は一緒に泣いて
風邪ひいた時はおかゆ作ってあげられて……
……という竜馬の妻のの夫の長い台詞だった。

一緒にいるということは
そういうことの積み重ねなんだなぁ…としみじみ。
私もいつか、誰かに、おかゆを作ってあげたいものだ。

それは、そうと……今日は映画よりも衝撃的なことがあった。
映画の帰りにJ堂書店という大きな本屋のトイレに入ったらば
女子トイレの個室から40過ぎくらいのオヤヂが出てきたのだ!!

……目がテンになってしまった。

もしかしたら間違って男子トイレに入ってしまったのかと思ったが
トイレのタイルはピンク色だったし、間違いなく女子トイレだった。
オヤヂはサラリーマン風ではなく、商売人か自営業者といった雰囲気で
ちょっぴりお洒落なナイス・オヤヂにこそ見えても
とても変わった趣味があるような風には見えなかった。

……どうしよう? ここは人を呼ぶべきか、それとも……

私が呆然と立ち尽くすのを尻目に
オヤヂは恥かしがる風もなく、平然と手を洗ってトイレを後にした。
オヤヂが入っていた個室からはウ○コの残り香はなく
ただオヤヂのトニックの匂いが残っているだけだった。
いったい、あのオヤヂは個室で何をしていたのだろうか???
もしかして、盗撮機でも仕掛けていたのだろうかと思ったりして
調べてみたりなんかしたのだが、それらしい物は見つからなかった。
↑『警察24時』みたいな特別番組でやっていたのを思い出した。

こういう時は警察に通報した方がいいのだろうか?
しかし、オヤヂは行ってしまったし
なによりも、オヤヂが悪事を働いたという証拠はないし……
私は、それを「見なかったこと」にしてしまった。
その判断が正しいとは思えなかったのだが
厄介ごとに係わるのは嫌だという気持ちが強かったのだ。

それにしてもオヤヂは何をしていたのだろうか?
単純に間違って入ってしまったのだろうか?
それとも、変わった趣味のある人だったのだろうか?

世の中には、色々な人がいて、色々なことがあるものだなぁ……

ちょっぴり大人になったような気がした。
……って言うか、あのオヤヂが、なんだったのか気になるところだが
今さら真実を突き止めることなど出来やしないのである。
やはり、通報した方が良かったのだろうか??
だが、それも今さら言ったところで遅いんである。
それにしても「吃驚した」の一言であった。

なんとなく不可解なものを消化しきれないまま
今日の日記は、これにてオシマイ。


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