白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年04月05日(金) 伝えたいという気持ち。

友人と、ネット付き合いや、ネットの面白話をしていて
「ネット上にはネット限定の感情伝達法がある」
……ということで妙に盛り上がってしまった。

実際に、ネット上で文章を書いてみたり、メールを交換する中で
ネット上では現実世界とは違う独特の感情表現方法があるなぁ
……と感じることが多い。

それにしても人間の「伝えたい気持ち」ってヤツは
ネット家に色々な物を生み出したと思う。
たとえば……

顔文字なんてのは代表選手みたいなもんぢゃないかと思う。
トラブル回避には、ひと役もふた役も立っている。
リアルでコミュニケーションを取る場合は
相手の表情や、声のトーンから、その気持ちを推察できるけれど
ネットの場合は、その辺のやりとりが微妙になってくるので
言葉尻によっては、冷たい印象を与えてしまったり
無愛想になったりするのが、顔文字が入ると随分違ってくる。

顔文字の次に感情を伝えるのは( )付きの感情表現だろうか。
(笑) (怒) (爆) (泣) (謎) などなど。
これも顔文字と、ほぼ同じ役割を持つと思う。
文章で長々と説明するよりも、(笑)とか(泣)を入れたほうが
よほど効果的に感情が伝えられると思うし。

文字のフォントを変えたりするのも技術だなぁ…と思う。
声を大にして言いたい時や、ボソッと呟きたいような時
文字の大きさが違っているとダイレクトに、それが伝わってくる。
ど〜でもイイようなことで、わざわざフォントを変える人は
そうそう、いらっしゃらないかと思う。

言葉使いや、言葉尻も、ネットには独特のものがある。
「〜〜〜ですよね」なんてのは苦肉の策って感じ。
「〜〜〜ですね」でもなく「〜〜〜です」でもなく
自分の意見を主張しながら、相手の気持ちをもうかがってしまえる
なかなか気の効いた言葉だと思う。
「……だと思われ」なんてのは2チャンネル発だろうか??
これも微妙に相手の様子を伺う効果のある言葉使いだと思われ(笑)
↑せっかくなので、ダブルで使ってみた。

私の個人的なことだと、普段使わないような方言を使ったりするのも
ネットならでは……という感じ。
ちょびっと方言を交えると、文章が柔らかくなるような気がして
面白がって使っているけれど
実際の生活では使わない言葉の多いこと。多いこと。
↑ぢつは私も…って方、いらっしゃいますか??

サクッと思いついた範囲でさえ、これだけの「技術」が使われている。
その技術も最初から存在した訳ではなくて
少しづつ開発されていったものとなると感動もひとしお。
ネットという少し不自由な世界だからこそ
そんな技術が生まれてきたのだと思う。

人間ってば、なんて「伝えたい気持ち」が強い生き物なんだろうと思う。
「人間は1人では生きていけない」……ってな言葉があるけれど
それゃぁ、これだけ「伝えたい気持ち」が旺盛な生き物が
悶々として生きるなんて、無理な話というものだ。
「ひとり言」では満足できないから、創意工夫が生まれるんだなぁ。

とりとめもなく、友人との会話を整理して書きとめてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。

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今日は奈良盆地で今年はじめてツバメを目撃した。
まだ四月に入ったばかりなのに、なんともこれは気が早い。
桜はいってしまったし、賑わいってことかも知れない。


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