2004年08月20日(金) |
きちんと立って歩いているのに |
すっごいすっごい思いを持って、 すっごいすっごい幸せな時間を過ごしたのに、 いつの間にか魔法は解けて消えて、 それからしばらくの時が流れた。 消えたのは魔法だけで、 私も、あなたも、思いも、まだ。
そんな事実。 それだけのこと。 でも他人がどうやって乗り越えているのか、 未だ私にはさっぱりわからない。
気持ちを現実で切り替えるのは単純な作業。 私も恐らく似てるんだと思う。 理想の自分を演じる作業。 でも、理想の自分になりたい自分が、 理想の自分を目指している姿なんだから、 演じているという言葉は不適当かな。 理想どおりに振舞う作業。
下手なわけじゃない。 てかむしろうまい。(過大評価なのかしら) 時々トチるけど、基本的には素の自分なんて、 誰に見せたことがあるだろう。
でも素の自分っていうのは “理想を達成しようとする自分”かもしれないから、 皆に素の自分を曝け出しているんだと私は思っている。
一人で悩んでたけど、どうにも苦しい事態に陥った。 泣きながら一番素に近い自分を曝けているつもりの友人に電話した。 理想を演じず話したら当然引かれた。 私は意外とどろどろとした感情を抱えてたことを知った。 これ以上踏み込んだらいけない。
一体どうやって克服するのかなぁ。 単純な話なのにどうして思いが残るのかなぁ。 私が消えたら思いは消えるよね。 でもあなたが消えても思いが消えるわけじゃない。 思いだけ消す方法が知りたい。 そもそも私の持っている思いは、あの時と同じものなんだろうか。 持っているに値するものなのかしら。 なぜ消えない。なぜ手放せない。なぜいつまでも残る。 必要なのは「諦め」だけじゃ足りないみたい。 あと何が揃えば消えてくれる?
こんなどろどろした自分と一緒にいてくれる人に深く感謝する。 同情でも哀れみでもありがたい話です。 消す以外の方法を模索しても見つからないんだ。 誰かヒント下さい。
|